電話会議に出て目的を達成するには英語力よりやる気

管理職のお悩みを解決する
ビジネス英語プライベートレッスン
仕事の英語パーソナルトレーナーのブログです。

3連休いかがお過ごしでしょうか?

昨日、家に来てくれた外資系会社員の友人(管理職)に
「いいな、いいな、今月来月併せて3回も3連休があって!
と言ったら 反論が。。。

時差やカレンダーの違いの中で仕事をする

「普段5日間でやるところを4日でやることになるのよ!」

ですって。
なるほど。

3日間お休みがとれても他の日がぎゅうぎゅう詰めになりますね。

そういえば私のクライアントさんのうち50代の男性は9月末が会計年度の〆めで会社に泊まり込んだと言っています。

夜中の1時半に、彼からメールが来ていて
「まだ、会社です。明日朝8時のレッスン(私の事務所兼自宅)はリスケさせてください」
これがあと1週間続く予定。外資系は会社によって会計年度が違うので9月末〆めもあり得ます。
別のアメリカ企業の50代女性管理職は
「先週、睡眠時間が毎日2、3時間でした!3連休はひたすら寝たい」

とのこと。

組織で仕事をしていると、自分の持ち分はいいペースで仕事をちぎっては投げ、ちぎっては投げできていても

突然新しいものが降ってきたり、どこかで変更があってやり直し。なんていうことがよくありますね。

ところで、今お話しした2人の外資系企業管理職の方は、つね日ごろ電話会議に出る機会が多いようです。
対面の会議だと通訳が付く会社もありますが、電話会議では通常、参加者全員がダイレクトに英語でやり取りをします。
そんな時に他の電話会議と時間がかぶってしまって
「今日、私は出られないからよろしくね!」

と部下に頼むこともあります。

ご存じのように世界中をつないで電話会議をするとなると夜中にスタートすることがあります。
なぜなら全世界をつなぐ場合アメリカ西海岸と日本の時差が最大。。。です。
今は先方がサマータイムで日本の夜中12時はアメリカ西海岸の早朝8時。
これが冬時間だと先方は朝7時。アメリカ人は出勤時間が朝早い人が少なくないので
I don’t mind coming in early.
朝早く来るのは問題ない。
(mind ~ ingは慣用表現。うっかり I don’t mind to としないように)

ですけれど、日本から参加する私は真夜中12時にスタートする電話会議は苦手でした。私、朝型人間です。

電話会議について行けない隠れた理由

あるとき、私自身が電話会議に出られず、代わりに英語に自信がない部下の方に出ていただいたことがあります。本当はできるはずなのにいつも「できません」という方でした。

M&Aの組織統合作業プロジェクトの一環で50を超える国から人事担当者が毎回参加します。
翌朝、

「テレコンどうだった」と彼女に声を掛けたところ

「だいたい6割わかりました」

と言う返事が返ってきました。

本当は「日本では新しいルールはそのまま使えないのでローカライズを認めて欲しい」

と主張して、認めてもらう。詳細は後日連絡する。

と、伝えるのが目的だったはず。

電話会議に不慣れな彼女にとっては、出席する目的を果たすよりも、自分がどれくらい内容について行けるかに関心が行ってしまったのでしょう。

実はこれは珍しいことではなく私のところでカウンセリングを受ける方の多くが

「電話会議の内容について行けない」というお悩みをお持ちです。

でもよく聞いてみると

①事前に資料に目を通していない(背景情報の不足)

②その日の参加目的を明確にしていないので言うことが決まっていない

 

会議の内容についていけない主な原因は英語力そのものというより、準備不足、やり遂げるという覚悟不足かもしれません。こんな状況だと、日本語の会議でも内容について行くのは難しくないですか?

世界中のいろいろなアクセントの英語を聞きながら日本の主張を展開するのですから、正直、気分的には「なりふり構わず」でいいんですよ!

テレコンって、英語の試験じゃないですから、気楽に行きましょう。英語そのものよりも「今日の参加目的の達成」日本の例外を認めてもらうとき

 

日本だけ、特殊事情(多くは法律関係)があるのでルールを変えさせてください

日本だけ。という状況は人の採用プロセスや、ヘッドカウントの削減の時に起こりがちです。

日本では会社は労働者の雇用を優先するのが慣例で、雇用を守るための法律の縛りも厳しいのです。

いろんな国からの参加者の中で日本独自の理由を切り出すのは勇気がいるかもしれませんので

失礼のない、でもシンプルで伝わりやすいフレーズの例をご紹介します。

Yuko from Tokyo. だれだか名乗る。前置きは不要。

すぐ結論を告げる。
Japan needs adjustment to implement the global guideline,
(日本はグローバルのガイドラインに手を加える必要があります)

間髪入れず理由を簡単に告げる。
because it’s against Japanese Labor Law.
(なぜなら労基法に触れるから)

Let me talk to you for the detail later.
(後で詳細を話させて)

この後で話す というのは電話でなくても大丈夫です。

メールで

結論

理由

これでいいか返事をください!

 

この3つ。

そのとき伝えなければ後の祭り

 

日本に特殊事情があることを告げずに黙ってテレコンを終えてしまうと、日本も提案を受け入れたことになります。

そうなると会議の後で全世界の合意を覆す事は不可能です。

投稿者プロフィール

河野 木綿子
河野 木綿子
河野木綿子(こうのゆうこ)
仕事の英語パーソナルトレーナー。管理職の英語のお悩みを出張個人レッスンで解決します。
トレーナーはいわゆる純ジャパ育ち。新卒で(株)西友に就職したものの、外資に転職しました。その後大手外資系企業で25年間、仕事の英語を駆使してグループ会社全体のシニアマネージャーへと上り詰めました。英語だけでなく仕事を回すための異文化コミュニケーションのコツもお伝えしています。
主な勤務先;
モルガンスタンレー、バクスター、ファイザー、シーメンス

主な著書;
『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』すばる舎
『読むだけでTOEIC®テストのスコアが200点上がる本』あさ出版

メディア取材・掲載:プレジデントオンライン掲載記事 外国人上司の苦悩

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