外国人上司とのやりとりが多い方から聞いた話です。
上司と違う意見を言わなければならないとき、咄嗟に口から言葉がでない。
理由は「お言葉ですが。。。」「言いにくいんですが」と思っているうちに話題が先に進んでしまう。
また部下に対して、相手ががっかりしそうなことを伝えなければならない。。。
こんな経験、たいていの人はありますよね?
日本語だったら相手にとってネガティブなことを伝えるとき、いちいち言葉に出して伝えなくてもいいや。
と言葉を濁してしまうことが多いです。そんなときのムードを気まずい雰囲気。と言ったりします。
そして以心伝心、忖度に期待する。
では英語圏の人はどうしているんでしょう?それも仕事上でのやり取りでは。
「英語はストレートだから、そういう前置きを言わずに結論から伝える。でもそれは私には抵抗感があってできない」
これが先ほどの方から聞いたお悩みです。
でもじつは、英語でやり取りするときに何でもストレートに伝えるわけではありません。人間同士のやりとりですから当然相手の気持も思いやりたいものです。
ただ、英語の場合は言いにくそうに伝えるのではなく「言いにくい」と思っていることも前置きとして言葉にして伝えるのです。
以心伝心は期待しない。
特にあなたがもし上司で自分の部下にとってネガティブな内容を伝える役回りになったとき。
例えば部下に伝えようとしている人事考課の最終評価が思っていたより良くない時。
昇進審査の結果がダメだったとき。
こんな一言を本題のまえに入れると相手は心の準備をすることができます。
① I know this must be hard for you to accept this…
あなたにとって受入れるのが辛いかもしれないけれど。。。
② I regret* to say, but,
言いにくいんだけれど。。。
*regret to; ~を後悔する
他にも思いやりにあふれた表現はたくさんあります。「英語・クッション言葉」で検索してみてください。
例文で挙げた表現は①のほうが伝える内容のインパクトが大きく、②は言いにくいと感じているときは自然と口をついて出るくらい
言いやすい便利な表現です。