この記事は目標を叶えたいと強く思っている方のためのものです。「言葉にする」「視覚化する」「記録を付ける」ことで目標を達成しやすくなると言いますが、その具体的な例をご紹介します。
近所のジムであっという間にバーベル49キロが55キロに
家のすぐそばにジムがあり、便利なのでほぼ毎日のジム通いが続いています。Door to doorで2分もかからないので行かない理由が思いつきません。
さらに週に1度はジムの外から来るトレーナーさんをお願いしているので、これも行かないわけにいきません。
お陰で2年前に人生の最高体重を経験した後、約8キロ減らすことができて嬉しい限りです。
そのジムで最近、4年前に参加していた講座の講師の先生を見かけるようになりました。
初めは「よく似た人がいる」くらいに思っていましたが、ある時その先生のインスタを観ていたら筋トレ中の写真が上がっていました。室内の様子から間違いなく私と同じジム。
そしてほどなくしてジムの受付カウンターでばったり出くわしたら、先生の方から「あ、こんにちは!」とお声がけしてくださいました。
普段は黒縁の眼鏡をかけているのにジムでは裸眼なのでその先生とは分からなかったのですが似ている人ではなくてご本人でした。それ以降は同じ時間にジムで会うと挨拶を交わすようになりました。
さらに先生とトレーナーさんのやり取りはすぐそばで見えます、聞こえます。先生はメニューをひとつこなすたびに部屋の片隅に戻っていきます。何をしているんだろうと不思議に思っていましたが、わかりました!
ノートを付けているのです。
トレーニングメニューごとにその日達成した重さや回数。
さらに言葉にして「よ~っし!全マシーンで重さ50キロをクリアするぞ!」と言うのを私は聞き漏らしませんでした。
え?還暦過ぎてらっしゃるのに50キロ?腕も脚も?
その日時点でバーベルスクワッドが49キロだったのですが、翌週は50キロ、そしてその次にお見かけした時は55キロになっていました。
これってすごくないですか?
あっという間に上げられる重さが増えて、メニューごとにさささっと部屋の隅に行ってノートに記録を付ける。
それを目の当たりにしていて自分が具体的な目標を設定していないな。と気づきました。私自身は腕に力がなくて腕のメニューはせいぜい20キロ代です。
でも各マシーン、負荷は30キロと言う具体的な目標を設定しました。今年中に達成します。と、思うことが大切なのですね。漫然とやるよりも言葉にして口にする。
その先生はジムに響き渡るような声で「よ~っし!全マシーンで重さ50キロをクリアするぞ!」って。
人に聞かせるためではなく、言葉にしてコミットする。自分の耳にも聞かせる。早速マネして昨日は少し重さを増やしたので今日の私は筋肉痛です。トホホ。
私のビジョンボードの話
私の部屋の壁にはビジョンボードが貼られています。毎年ネット上で拾った写真をパソコンで編集して作ります。
ビジョンボードとは「実現したい生活全般を一つの絵にまとめたもの」で、最初のものが2017年版ですので今のが5代目。
A4版の横レイアウトに様々な写真やイラストの切り抜きを自分の好きなレイアウトで張り合わせて、言葉やスローガンも乗せています。
自分がこれをしたい、こうなりたいがたくさん詰まっています。何年もかかりそうな夢や、やろうと思えばすぐできるけどまだやっていないことなど。
卑近な例だとお寿司屋さんのカウンターの写真だったり、広い浴室だったり、露天風呂だったり。おいしいもの食べて、身体に心地よいことを生活に取り入れたい。そんな願いが詰まっています。
でも、このビジョンボードの効き目たるやすごいのです。作り始めて5年。毎日見ているせいか平均して載せていることの8割を毎年達成しています。
初めのころは年間の目標売上までビジュアルと共に組込んであったのですが、
なぜか昨年あたりからお金関係のことが含まれなくなりました。
もちろんお金は大事です。サービスを提供している以上、資金が回らなくなって突然廃業では生徒さんたち、契約先様に申し訳ない。
でもお金のことをビジョンボードに載せなくなるほど、他に大切なこと、やりたいことがたくさん増えたのです。
来年のものを作るときは今のビジョンボードから「体重を減らす」と「英語オンラインサロン」(結成済み)は消して他のものと入れ替えることになりそうです。
生徒さんとの共有シート
私が生徒さんにご提供している英語のコースは、ひとりひとりの仕事の内容に合わせてカスタマイズしています。
カリキュラム×時間の消化ではなく「できるようになる」ことがゴール。
出来ないことを出来るようにするには多少の痛みを伴います。3ヶ月の人、6カ月の人、法人契約で1年~2年の方がいらっしゃいます。そのなかで3ヶ月、6ヶ月の方は短期集中のメニューで正直、キツイです。
継続するためのモチベーションを保つために、スプレッドシートを生徒さんと共有しています。
毎日の自主トレメニュー複数のそれぞれの欄に、その日それをしたら✓を入れてもらう。私からはフィードバックを書込みます。
英語が上達するときはスポーツと同様、だれにでもスランプの時期が来ます。
その際にいままでがんばって来たスプレッドシートの記録や私からの応援を見返すことで
「結果はまだ出てないけれど、確実に前に進んでいる」という実感を持っていただいています。
まとめ
まもなく年末ですね。そして新年までもあっという間。多くの方が今年も新年の誓い、今年の目標、New Year’s Resolutionと言い方は様々ですが「今年こそ」と目標を作られることでしょう。
お正月3が日、松の内を過ぎて、新年に立てた目標を達成するための活動の量や頻度がだんだん減って来ることってありませんか?
もしそうだとしたら
「言葉にする」
「視覚化する」
「記録を付ける」
を、ぜひやってみてくださいね。
ジムの筋トレもダイエットも英語も一夜にして成らず。習慣化して継続することが遠回りのようでいて、実は確実に目標を達成するための最短距離です。