英語の仕事に必須の「言替え力」を飛躍的に伸ばすには『五歳児英語』

こんにちは。河野木綿子です。

英語学習を続けている方の中には 「言い替え」パラフレーズ という言葉をご存知の方が多いこと思います。一つの文章の内容を大きく変えることなく他の表現に替えて言うことです。

 

 

日本語でやり取りしていると相手の言ったことに対して「今おっしゃったのはこういうことですよね」と確認を入れると なぜか少しくどく感じる。
日本語は話を聞いていて曖昧な事があっても、質問せずに推測してやり過ごすことが多いからかもしれません。

 

なぜ英語が共通語だと「言い替え」が大切なのか

一方で英語を共通語として仕事をしていると、様々な国の人がメンバーにいる状況では「わからないことは解らないと言う」「曖昧なことは質問して全てクリアにする」を習慣にしないと行き違いが起きがちです。1人1人文化的背景が違うので当然「普通は〇〇だよね~」という常識がひとによって異なるからです。

それってこういうことですよね?と
パラフレーズ ができるとこんなに便利

① 指示を受けたときの内容確認
② プレゼンで聴き手から質問を受けたとき
③ 相手に分かりやすく手短に報告する

です。

① 指示を受けたとき

相手の意図したことと、自分の受取ったメッセージのあいだに違いはないか?

例えば上司の意図は「お願いした資料、作っている途中で一回見せてね」と言っておいたのに部下は「9割がた出来て、かっこよくしてから見てもらおう」と思っていた。

締切ぎりぎりに9割がた出来あがっている資料を上司に出したら上司が思っているポイントを外していたりして。。。

上司の指示もあいまいですが、2人の間で「途中で見せる」の途中が全然違ってしまった悲劇的なパターンです。

ちなみに私は資料作成の依頼をされたら3割くらい作って、どんなトーンの出来上がりになりそうか相手が判断できる分量にしてから見てもらっていました。

② プレゼンで聞き手から質問を受けたとき

例えばプレゼンで提案内容を一通り話し終わったあとでのこんなやりとり。

質問者
「説明を聞いて御社のメルマガ配信システムを導入したいと思いましたが、オンラインサポートは月曜から金曜までいつでも対応してくれるんですよね」
という質問に対して

質問に答える人
「只今のご質問は平日は必要な時にいつでもサポートがパソコンから受けられるかどうかということですね?」

ここでは「オンラインサポート」を「サポートがパソコンから受けられる」に、「月曜から金曜まで」を「いつでも」に言い替えて確認しています。

③ 相手に分かりやすく手短に報告する

報告は相手に分かりやすく要領よく。話が分かりやすい人はそれだけで仕事が出来そうですし、たいてい本当に仕事ができます。

逆に話が長くて何を言いたいのか分かりにくい人は敬遠されがち。そういう人は英語に限らず、日本語であっても「何を伝えたいのか」「何を伝えないといけないのか」が決まっていないことが多いようです。

要点が定まらないうち仕事をしていれば、当然的を得た結果は出にくくなりますし周囲からの協力も取りつけにくいです。

「言い換え力」を伸ばす「5歳児英語」

言い替えのコツは
「なるべく平易なだれが聞いてもわかるレベルの単語を使ってシンプルな構文で話す」ことです。

そのための練習の仕方をご紹介します。

日本語から英語にしようとしたときに、言葉に詰まったら、日本語自体を5歳の子供の発想で簡単にして英語にする」というもの。
奥村美里さんの「英会話は言換えが9割」きこ書房 2013 はその言い替えのための練習教材としてお勧めです。

「5歳児英語」という言葉で表現されている話し方のコツは

例えば「彼女は赤裸々に自分の過去を語った」→ 「彼女は彼女の過去の話をした。全てを話してくれた」と2文に分解して、表現も簡単にする (p.51 より)

ここで赤裸々って英語で何て言うの?と悩むのは時間のムダです。赤裸々→ 全て で充分。そもそも英語に赤裸々という、ちょっと後ろめたいような、行き過ぎ表現のような言葉はないですから。

その発想を一通り理解したら、ここからが私のオリジナル学習法。

実は女性どうしの会話にヒントがあった言い替え練習

よく女性どうしの会話で「ねえねえ、聞いて聞いて」って言いますよね?

そんな心持ちで誰かにお知らせする前提で英語のニュース記事やメールを読んでみて下さい。

「え?こんなこと書いてある。〇〇さんに教えてあげよう」

ここで問題です。
〇〇さんに教えてあげる時、自分が読んだニュース記事の英単語、文章をそのまま長文のまま口にするでしょうか?

そこまで記憶力がいい人ってめったにいませんし、通常は自分が言いやすい言い方で、伝えたい事、感動したことだけを選んで手短に伝えます。

何を伝えるか決めて、簡単にする。この間の所要時間、恐らく数秒。

この作業は日本語では、普段から頭の中で瞬間的にやっていることです。でも英語になると、とたんに「英語→ 日本語にどう訳そう?」に神経が行きがちでポイントを絞れないまま話し始めてしまい、迷走する。

ニュース記事やメールを読むときに、終わったら誰かに伝えるつもりで読んで
実際に自分の知っている単語でシンプルに言い替える練習をしてみましょう。

 

 

 

投稿者プロフィール

河野 木綿子
河野 木綿子
河野木綿子(こうのゆうこ)
仕事の英語パーソナルトレーナー。管理職の英語のお悩みを出張個人レッスンで解決します。
トレーナーはいわゆる純ジャパ育ち。新卒で(株)西友に就職したものの、外資に転職しました。その後大手外資系企業で25年間、仕事の英語を駆使してグループ会社全体のシニアマネージャーへと上り詰めました。英語だけでなく仕事を回すための異文化コミュニケーションのコツもお伝えしています。
主な勤務先;
モルガンスタンレー、バクスター、ファイザー、シーメンス

主な著書;
『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』すばる舎
『読むだけでTOEIC®テストのスコアが200点上がる本』あさ出版

メディア取材・掲載:プレジデントオンライン掲載記事 外国人上司の苦悩

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