この記事はオンライン英会話を始めてレッスンに慣れてきた人が、今までより更に主体的に、積極的に参加するための方法の一つをご提案するものです。
目次
受け身になりがちなオンラインのレッスン
実際に聞いた話です。
「オンラインの英会話に初めて参加したとき、お試しコースなのに緊張maxになり、背中が汗ぐっしょりになりました」。
講師の言うことを聞き取るのが精いっぱい。
そうなると自分から「こんなレッスンをやってみたい」と伝えて積極的に活用するのはハードルが高そうです。
私の場合はクライアントさん第一なので、自分が延々と話す機会が持ちにくいため、
話す力が落ちないように図々しい位レッスンを活用しています。
「自主トレではできないこと」の相手をしてもらう
今日は私がどんなレッスンの進め方をしてもらっているかについて公開します。
あらかじめ講師にリクエストを提出しておきます。
これはオンライン上のウインドウに希望を書き込むところがあるので気持ちが変わらない限り、毎回同じです。
その1 教材にはニュース記事を使います
最近の内容なので新しい言葉を覚えるのに役立ちます。
たとえば無人運転車にはさまざまな呼び方があります。
Automated driving car
self-driving car
autonomous vehicles
manless driving car
無人運転車って最近の話題の一つですから英語でも知っておきたいものです。
ニュース記事はA4版1枚半位の長さのことが多いので、2段落ごとに
「何が書いてあったか」をParaphraseさせてもらいます。
Paraphraseとは、同じ意味を違う言葉遣いに言い換えて言うことです。
その2 記事全体のメインメッセージをつかむ
すべてのパラグラフをParaphraseし終わったら次に
「この記事全体は何を伝えているのか」
つまり「メインメッセージ」を自分の言葉でできるだけシンプルにまとめて発言します。
これをSummarizeと言います。3文くらいで。
その3 メインメッセージに対する自分の考え、感想を言う
さらにその後、自分はその記事のメインメッセージに対してどう考えるかやどう思うかを
ここでも自分の言葉でシンプルにまとめて話します。
このとき大切なのは結論から言うこと。
説明から入らず、ズバッと答えてからその理由を言うのです。
説明からはいると長々と話すことになり、相手にこちらの本当に言いたいことが伝わりにくくなるからです。
講師にお願いしていること
このParaphrase とSummarize(まとめること)をしている間に講師にお願いしていることが2つあります。
ひとつ目はアクセントの位置や発音でおかしなところがあったらその場で私を止めて指摘することです。
もうひとつは
重要なのに私が取り上げなかったことを指摘してもらうことです。
いずれも一生懸命やっている最中に自分では気づけません。
会議に役立つ練習
実はこれは会議に出て、発言できるようになるため効果大なのです。
だれかが発言をしたときにその中から自分の人必要な情報を取り上げて
質問するまえに
「今、こうおっしゃいましたね」
と言うとき。
まさかその人の発言をまったくそのまま再現して言うことはないでしょう。
なので他の人にも伝わりやすいように言い方を変えたり、自分なりの理解にまとめたりします。
また、上司や同僚など、そこにいなかった人に会議の内容を伝えたり
会議中に自分の意見を素早くまとめて発言するための練習になります。
普段から日本語の会議では当たり前にしていることばかりですが、英語のレッスンではなかなかしません。
本当は英語の会議で最も必要なスキルの一つだと思うのですが。
まずは何を話すかを瞬時に決めることから
私の英語レッスンでは開始3ヶ月めくらいで
自分なりの言葉で話す練習を始めたころこの練習を少しずつ取り入れます。
私がクライアントさんとこの練習をやっていて強く感じた事は
初めてこの練習を初めてする人はまず「自分の言葉に言い換える」「一瞬で自分の意見をまとめる」と言うことを慣れてない方が多いということです。
なので、英語が話せないというより、言いたいことがまとまらない状態。
したがって初めは同じことを日本語でやっていただきます。
瞬間的に内容をまとめたりそれについての自分の意見をまとめることに慣れれから、
今度は自分が知っている英単語を使ってなるべくシンプルに言う練習をします。
もちろん構文を意識しながら。主語はなに?動詞はなに?目的語はなに?
英語を話し始めたばかりですので、ときには英語→日本語 に直訳しようとして英単語が思い浮かばす
詰まってしまうこともありますが
そういうときは「何が言いたいんでしたっけ?」と日本語で内容の意味や自分の考えをシンプルに固めてから
英語で話す練習をします。
ベテラン講師にお墨付きをいただきました
先週この方法についてどう思うかと、その日担当してくれたベテラン講師に意見を聞きました。
何年か前からお世話になっている講師です。
そしたらこんな答えが返ってきました。
「(話すことに対して)とても自立した積極的な態度をはぐくむ練習方法だと思う。
そして発言できるようになるユニークな方法だと思う」
私自身、日ごろから「自分から取りに行く」といいう姿勢は物事を学ぶときにとても大事なことだと思っているので嬉しかったです。
もし既に少しずつでも話せるようになっているのであればぜひお試しあれ。
脳みその筋トレになりますよ。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。