評価される管理職のビジネス英語パーソナルトレーナー  医療用医薬品業界が得意です (月曜休)

社員に求める英語スキルは順番に会議・電話・メールの対応

仕事の英語デビューがオン来会議というケースが増えている

この記事は英語のスキル磨きを何から始めようか迷っている方のためのものです。今、企業が社員に求めている英語スキルについての統計に基いてまとめました。

昔は英文メールが初めてのビジネス英語

オンラインの会議が増えてきました。わずか3年くらい前までは多くの人にとって初めての仕事の英語との出会いは英文メールということが多かったのに。

私自身も振り返るとそうでした。

たとえば経営トップ(多くはCEO)からのコミュニケーションレター*や
世界中に広がる社員が知っておきたい自社ビジネスに必要なニュースを集めた広報メールを受け取るのも一例。

読むか読まないかは個人の自由ですが。

*注: コミュニケーションレターとは:経営陣が業界のビジネス環境、そのなかで当社の今後のビジネスの方向性や社会貢献の仕方(CSR)などを定期的に発信するメール)

ところがこのところコロナ禍で在宅勤務が広がったおかげで内勤できる仕事の方は英語デビューがメールではなくなりました。

オンライン会議が初めての仕事の英語ということが増えてきているようです。

オンライン会議で議論するスキルが重要になった

英語のスキルニーズについて最近、興味深い記事を読みました。
会社が社員に伸ばして欲しいと考える英語スキルについて調査したものです。

要約すると以下の通りです。


”企業が社員に求める英語スキルは順番に会議・電話・メールの対応スキル”

ところがその順番は企業の「海外売上比率」で違いがみられます。

海外売上比率が20%以上の企業
①1人で出張
②オンラインの会議で議論
③海外赴任

海外売上比率が20%未満の企業では
① メール
② オンライン会議で議論

引用元: Alibaba JAPAN PRESS 2021.01.20
調査はIIBC一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会によるものの単語を一部簡略化して記載


なんと海外での売上比率の多寡によって必要な英語スキルの優先順位が変わるのですね。

そこで海外の売上比率が多い企業とそうでもない企業の数を調べてみる

海外売上比率が20%以上の企業とは少数派でした。逆に「1~20%」の企業の割合が58.2%を占めます。

少数派の中で、海外売上比率が20%どころか30%を超えるのは業界で言うと

情報通信機械/電子部品・デバイス(35.6%)
自動車・同部品/その他輸送機器(33.4%)
精密機器(30.6%)

でした。

出典:2019年3月7日日本貿易振興機構(ジェトロ)海外調査部

ここからは2つの統計を見ての私の個人的な解釈ですが
先端技術系の大企業だとメールで英語に慣れる時期をすっ飛ばして

仕事の英語デビューが電話会議、オンライン会議になってきたということです。

もしコロナ禍がなければ海外売上比率が高い企業では「1人で出張」が求められる英語スキルの1位だったはずですが

出張がオンライン会議に振替えられている今では
「オンライン会議で議論」
が最重要になっているということです。

オンライン会議が対面よりも難しい点

では英語で話す場合に対面に比べてオンラインが難しいのはどんな点でしょうか?

実は私の仕事「英語のビジネスコミュニケーションを教える」も対面レッスンがなくなり、今ではほとんどオンラインになりました。

その仕事を通じて感じているオンラインが対面より難しいと感じている点は

① 表情、口の動きが分かりにくい
② 発音の練習で息づかいを伝えにくい
③ お互いの情報がモニターに映るものに限られる
④ 資料についての説明は全て言葉に依存する
  (現物を指で示すことができないので言葉で説明する)

つまり、視覚・聴覚ともに難易度が高く、ボディランゲージは意識的にカメラに映るところに詰め込まなければならないということです。

聞えません、見えません、接続が悪いです、雑音がします、などの
言い回しの習得も大切ですが

全てを言葉にするのは多くの人が日ごろしないことです。

そこで私が気づいたのは「オンライン会議のスキルは英語のプレゼンテーションのスキルに似ている」ということです。

オンライン会議では省略せずに具体的に話す

オンライン会議で必要なスキルは英語のプレゼンスキルと似ていると感じたのは

例えば日本語のプレゼンでは
「このページでは〇〇の増加について説明しています」
くらいのざっくりした紹介の仕方で済みますが

英語だと
「このページの左側の線グラフは〇〇が年々増加していることを表しています」
のように

グラフの位置、グラフの種類、どのように増加しているかと具体的に話します。

この「具体的に」って普段日本語では普段省略することが多くて
「見ればわかるでしょう」というのが日本語の特性です。

わざわざ「左側にある線グラフが」と言うことはなく主語を省略します。

でも英語だとオンライン会議でも、プレゼンテーションでも主語・動詞を具体的に言葉で伝える。

更に「増加する」もその程度や勢いによって使う動詞を選びます。

jump up, pop up, increase, skyrocket, rise, expand, surge….
今ここで思いつくだけでもこんなにバラエティがあります。


そして具体的に伝えることを怠ると、英語が質問が飛んできます。
いつ? だれが? どのくらい? 〇〇ってどういう意味?

ただでさえオンラインの英語で緊張しているのに心臓バクバクになりかねません。

もし今後もオンライン会議に出る機会が多い状況が続くなら
やったほうがいいのは「省略せずに具体的に話す」練習ではないでしょうか。




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