英語が変われば仕事も変わる  製薬業界が得意です (月曜休)

英語のロジカルシンキングが苦手だったはなし

この記事は話すときに説明から入ってしまい話が長くなりがちな方のためのものです。

 

資生堂の魚谷社長もロジカルシンキングにとまどった!?

昨日の日経新聞夕刊のコラムに「Because」というタイトルでロジカルシンキングのことを書かれていました。

「留学した時に外国人の学生たちは講師の話に対して『それについては違うと思います。

なぜならば。。。』と正面切って議論を持ちかけるのを見てびっくりした」そうです。

自分の意見を言葉にして伝え、その理由を Because で話始めて伝える。

ああ、あのことね。とガッテンしました。

実は私自身も20代なかごろでイギリス人ばかりの(50人)職場にポンっと入った時、自分の意見を言うと必ず

Why, Yuko?

どうして、Yuko?

と聞かれるので説明するのがめんどうになり口数が少なくなった時期があります。

 

正直なところ「なんとなく」そう答えただけのことが多かったんです。そのころは。

でも彼らとのやり取りに慣れてくると「なんでそう思うのかな?」と好奇心がわくようになりました。

それは親しくなって、もっと相手のことを知りたいと思うようになったからでしょう。

なぜ理由を聞きたがるのか?

日本で日本語を話しながら育つと、相手の言うことにいちいち口出しすることもなく、なんとなく受け入れる。

白黒はっきりさせるために理由を聞く必要もない。ましてや問い詰めて対立するのもいやだから。

そのままにして平和に過ごそう。という雰囲気ありませんか?

空気を読む = 言わなくても分かってよ。

        余計なことを言うな。

もしかすると「和を以て貴しとなす」は根深く私たちの中に残っている 背景 Contextなのでしょう。

日経新聞のコラムに書いてあった魚谷社長によると、英語圏の人たちが理由を知りたがる理由は二つあるそうです。

一つは相手に対して好奇心を持つからということ。

もう一つは相手の考えをしってそれに対して「自分がどう思うか」を明らかにしたいから

という2つのことを子供のころから習慣づけられているからとのことです。

私自身は「なぜ?」と聞かれて答えるのがおっくうだった20代中頃は、たしかに自分の考えをはっきりさせて

それを人に伝えることもあまりありませんでした。

でも英語で仕事をするのが当たり前になってからは、即座に「どうして?」と相手に聞くようになりました。

おそらくいつもWhy?と聞かれるうちに、自分でもそれが自然なことになったのかと思います。

結論から話すけれど時としてクッション言葉を挟む

今ではすっかり自分の考えを初めから言うようになりました。

日本語で話していてもそうなので、人によっては「キツイ」と感じることがあるようなので

結論前に一言だけクッション言葉を入れるようにしています。

クッションというからには「衝撃を和らげる」言葉のことで

「びっくりするかもしれないけれど」

「聞いたことあるかもしれないけれど」

といった言葉を一言、入れてから意見をいうように心がけています。

でも実は英語でも同じなんですよ。

そう、一言前置きをしてあげたほうがいいのです。特に相手にとってネガティブな話をするとき。

英語人であっても生身の人間ですから、前置きなくイヤな話をズバっとされたら心に必要以上に深く刺さります。

まとめ

以上、今日はいわゆるロジカルシンキングに沿った話し方について見てきました。

結論から話す

その後で because…..と理由を付ける

とはいえ、相手にショックを与えそうなことを伝えるときはクッション言葉を入れる

いかがでしょうか。

これは日本語でも相手に伝わりやすい話し方のコツだと思います。

特に話をするときに説明から入ってしまって話が長い!と言われてしまう人は日本語でもやってみる価値ありかと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 


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