<お知らせ>年内に英語対策を仕上げたい方へ
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英語は 付け焼刃 が効きません。
私のところへ「2か月でなんとかしてください!」と問合せをくださった方が、ごく最近2人いらっしゃいました。
せめて、3ヶ月専念できれば。。。と時間不足を理由にお断りしたのが悔やまれます。お問合せはこちら
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英語面接対策、職務経歴書の書き方などひとりひとりのクライアントさんに特化したレッスンプランをお作りしたうえで二人三脚で目標達成を目指します。
クライアントさんが英語で仕事ができるようにお手伝いをするのが私の仕事です。
長年コツコツと英語学習を続けている方が多いです。
ところがTOEICなどのテストの点数は取れるのに肝心の仕事の場面で「口から英語が出てこない」「英語はあっているはずなのに聞き返される」といったお悩みを抱えています。
今日は、話す順番を変えるだけで、こちらの意見が伝わりやすくなり、通じやすくなるという一例をご紹介します。
自分の意見を瞬時に決める
質問を受けた時にまずは Yes なのか No なのかが分かるように結論から話し始めます。
ただ、そのためには瞬時に「要は何を言いたいのか」を決める必要があります。
瞬時に決められるようになるには、つね日頃、ある出来事に対して自分がどんな意見をもっているのか意識する習慣を付けます。
かつて、法人からの委託でビジネス会話の練習をしているクライアントさんがこんなことを言っていました。
「英語で話す練習を始めて一番衝撃だったのは、今まで自分の意見を意識しないで生きてきたことです。
上司の意見を聞いてから、それに合わせて発言していました」
「英語で話すときは与えられたトピックに対して自分がどう考えるかを常にはっきりさせないと話せません」
社会人になると、意見を求められたときに周囲の意見を知ってから角が立たないように合わせる。
それに慣れてしまうと
英語で
What do you think?
どう思いますか?
と聞かれて戸惑うことが多いでしょう。
これはおそらく日本語でも即答は難しいかもしれません。
例外もあります。それは意見を言うためにはもっと情報が必要で、時間が必要なとき。
根拠が不十分なまま、どうしても意見を決めないといけないわけではありません。
質問に対する結論から話す
次に心したいのが自分が相手に伝えようと決めた「結論から話す」こと。
私たち日本人は相手にとって話がわかりやすいよう、結論よりも理由や背景情報から伝えるのが普通です。
日本語で話すときは結論から話し始めると唐突な印象を相手に与えがちです。
でも英語の場合、結論ファースト。相手がネガティブな意味でショックをうけそうなら、文頭にクッション言葉を付ければショックは和らぎます。
例えば
I regret to say…
残念ながら。。。
CNNのインタビューに対してビル・ゲイツが答えた書き起こしを読んでいたら「結論から話す」のお手本になりそうなやり取りが出てきました。
インタビュアー: Do you like Steve Jobs? スティーブ・ジョブズ氏は好きですか?
Gates: Absolutely. Steve’s brilliant, done very good work.
もちろんです。スティーブは聡明で、よい仕事をしました
ゲイツは質問に対して Absolutely という最上級の Yes で即答しています。「もちろんですとも」といったニュアンスです。
もしビル・ゲイツの答えが、
Steve’s brilliant, done very good work. I like him.
と、なぜ好きなのかという理由からビル・ゲイツが話していたらインタビュアーは「だから結論は?」と早く答えを聞きたがったと思います。
”Yes, but…” は避ける
結論から言うことに慣れてきた人が心して避けたほうがよいことがあります。
日本語を話すときの習慣が残っていて、結論は Yes, だけれど説明が必要。と思うと
Yes のあとに but で話をつなぎがちです。
ただし、この Yes, but という説明の仕方は
Yes なの? No なの?
と、相手を混乱させてしまいがちです。
Yes, の後に説明を即つけ足したいときは and でつないてみてください。話の流れがすんなりいくはずです。
一方、but は前の意見を覆す逆接の接続詞です。日本語でも
「明日の同行の件ですが。。。」となんにでも「~ですが。。。」を付けるのがが口ぐせになっている方が少なくありません。私もかつてそうでした。
口ぐせは言いそうになったら、口をつぐむことで数日で止めることができます。