この記事は大勢の外国人の中で自分が「外国人」の立場で(少数派として)働くかもしれないい人のための記事です。
特に英語力の足しにはなりません。
日本人は挨拶を大切にする
こんにちは!仕事の英語パーソナルトレーナーの河野木綿子です。
今日はゆる~く行きます。自分が少数派の外国人として仕事をしていたころの「やらかし」話です。
私が知る限りですが日本人は挨拶を大切にします。
新卒時代に教育担当に配属されたとき、入社2年目から新卒入社時研修のトレーナーをしていました。
(株)西友 という今ではWall Martになったスーパーのチェーンストアでしたから挨拶の時のお辞儀は角度が3種類、笑顔の練習まであります。
新卒社員だけでなく、もちろん先輩既存社員でも朝、出勤したら「おはようございます!」。帰るときは「お先に失礼します!」と
ただ言うのではなく元気よく言わないといけないのです。
立ち止まって3種類のお辞儀までしないまでも、自分のその日の気分はさて置いて、毎朝、毎夕、拶をします。
おはよう!をGood Morning!と言う人は少数
おかげさまで今でも私の挨拶は元気がいいです。新卒時代は一生に一度。その時のマナーが社会人人生のマナーを決めます。
あとではなかなか修正しにくいのです。
そうそう。(株)西友に入社して4年目。私は英語で仕事が出来るようになりたくてイギリス系英語学校の総務担当に転職しました。
私とアシスタントの当時短大生だったエツコさんと二人でイギリス人英語講師たちのお世話をします。
来日が決まった人のためにアパートを探して契約。日本に着いたらそこにお引越しをさせてお布団からコップまで買い出しを手伝う(彼、彼女たちはニホンゴハナセマセン)。
日常生活で日本語が話せなくて不便なことの解決はなんでも手を貸します。
トイレが詰まったとか、ときに離婚届まで代わりに書きました。
そんな毎日を送っていると、学校では習えないネイティブの自然な会話が分かるようになり、いずれ自分でもそういう話し方になってきます。
そこで気づいたのが朝の挨拶を Good morning!と言う人がいないということ。
せいぜい Morning!
たいていの人が無言ですっと入ってきて、目が合えば Hi!
そんな程度です。
さようなら!はGood by, See you だけじゃなかった
ある日のこと、彼らが言う「さようなら」はGod byとSee you だけではないことに気づきました。
Cheers!
をよく耳にするのです。Thank you の代わりに言う人もいます。
そこで同僚の Richard に聞きました。
「Cheers!っていう挨拶があるのね」
Richad は私と同年代で新婚の奥さんと二人そろってイギリスから来ました。
いっつもニコニコして穏やかなGentleman です。
「そうだよ、Yuko。でもね本国ではもっと正式な言い方があるよ。
Cheers, Big ears! って言うんだ」
私はCheers, Big ears! がありきたりな挨拶よりカッコよく思えて、その日から早速使いだしました。
ところが何日かしたら噂を聞いてしまったのです。
みんな私がCheers, Big ears! と言って部屋を出た後でお腹をかかえて笑ってる!って。
後で考えたら、そうですよね。
「さよなら、デカ耳!」って元気よく言って帰る日本人職員。まじめなYukoさん。
今でも顔がポッとして恥ずかしいですが、いい思い出でもあります。
もし外国人同僚がいたら、あまりからかわず親切にしてあげてくださいね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。