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ビジネス英語はアメリカ英語・イギリス英語、どちらでもいい

Multinational Team

この記事では、これから本格的に英語を話せるようになりたい人がアメリカ英語がいいか、イギリス英語がいいか迷ったときのためにご参考までに書きました。

かつてはアメリカ英語・イギリス英語が主流だった

かつて会社員だったころ、トータルで25年以上、社員教育の仕事をしていました。

その中には英語研修の仕事もあって、社員が職場で終業時間後にグループレッスンを受けられるように企画したり、手配するというものもありました。

 

もちろん自分が教えるのではなく、社外の英語学校から講師を派遣してもらうので

研修コースを企画するときには英語学校のコーディネーターの方と打合せをしました。

今から30近く昔のことです(おおお、すっごい昔!)

 

当時、英語学校のコーディネーターからよく聞かれた質問は

「どこの国の講師がいいですか?」

というものです。

国によって英語のアクセントが違うからです。

 

選択肢はアメリカ、イギリス、カナダのことが多く、なかでもカナダは「ニュートラルです」という定評でした。

アジアが世界のビジネスのセンターになりつつある昨今では考えられないことですが

英語の発音の主流がアメリカかイギリス。その中間がカナダだったのですね。

 

担当者としては、なるべく偏ることがないように、カナダ人講師かアメリカ人講師をお願いしていたように思います。

 

日本の公立学校の英語はアメリカ英語が主流

 

なぜアメリカ人講師がニュートラルと言われるカナダ人に続いて第2選択肢になったかというと

私の世代では公立中学・高校の英語教材はアメリカ英語だったからです。

 

市販の英語学習用のカセットテープも多くはアメリカ英語でした。

私自身も公立中学と私立高校で使ったのはいずれもアメリカ英語の教材です。

 

でも英語の担当教師の中にイギリスびいきのシスターがいて、

Either の発音で、生徒は「イーザー」、先生は「アイザ―」でゆずらず、もめたことがあります。

 

社会人になってから4年目に日本企業からイギリスに本拠地のある英語学校の職員に転職しました。

「お給料をもらいながら英語で仕事をすれば、話せるようになる」というのが狙いです。

 

大学受験をしたクチなので、文法の基礎はできていても、仕事で使ったことがない。

そこで将来の「国際化」に備えてバイリンガルになろうという計画でした。

(この「国際化」は今の「グローバル化」と同じ意味で使われていました)

 

でも、私の考えは少し甘かったのです。

初出勤の日にイギリス人の同僚が私に話しかけてきた

“Can I borrow your scissors?”

(鋏を借りていい?)

が全く分からず、何度も何度も言わせてしまいました。

最後には同僚のチョキチョキという身振り手振りでやっとわかったというお粗末さ。

単語がわからないというより、イギリス発音が全くわからなかったのです。

 

とはいえ3年後には仕事をするには不自由がないレベルまで話す・聞く・書くができるようになり、

それからはずっと外資系で仕事をすることになります。

当時、私が話していたのは同僚のイギリス人たちの影響で

“Have you got ~?”

のイギリス英語です。

次の転職先のアメリカの証券会社では、私のアクセントは面白がられて

「あ、それ、もう一度言ってみて」なんて言われたものです。

 

その後たくさんの国の人、上司と仕事をしたおかげで今では

「外見は日本人だけど、ほんとはどこの国の人?」

と聞かれるほど混ぜこぜの「ニュートラル」な英語になっているようです。

あらら、私の歴史の話が少し長くなってごめんなさい。

 

現場ではアクセントを気にしないで話している

 

実は今では私はどこの国のアクセントでもいいと思っています。

なぜなら様々な国の人と、お国訛りのある英語でやりとりをしてきて何の問題もなかったのと

殆どの人はお国訛りで英語を話しているからです。

 

私自身の英語も聞き返されることはありませんでしたし、通じなくて困ったこともありません。

通じなければ困りものですが、アクセント(お国訛り)はその人の個性。

電話会議でちょっと話を聞くだけで誰だかわかるという利点もあります(もちろん各自、名乗りますが)

 

さらにグローバル化が進んだ今では英語でビジネスをする人に占めるネイティブスピーカーの割合は2割だといいます。

ということは、残り8割の人は英語をセカンドランゲージ、サードランゲージとして使っています。

聞き取るのが難しいという人が多い、インド英語。シングリッシュという愛称があるシンガポールの英語。

仕事の現場では様々なお国訛りが飛び交っていました。

 

TOEICのリスニングセクションの英語もかつてはイギリス英語とアメリカ英語だけだったのが

今ではそれにカナダ英語、オーストラリア英語が加わって4か国の英語での録音になりました。

 

もちろん、聞き取りやすい英語が話せるに越したことはありません。

相手に余計なエネルギーを使わせることなく聞き取ってもらえれば「やりとりがしやすい人」ということで

仕事の依頼が多くなります。

 

グローバルの会議で発言する日本人は他のアジアの国々の人に比べて少ないようですが

いずれ日本人も積極的に発言する発言するようになれば

ジャングリッシュという英語のアクセントカテゴリーができそうで楽しみです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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