これは英語で仕事をしたいけれど何から学習したらいいか?迷っている方のための記事です。
6年間でわかった社会人英語の弱点
私のレッスンにお問合せをくださった方には
初回カウンセリングの時に必ず「文法クイズ」を受けていただいています。
ビジネスに絶対必要な文法事項を38問にまとめました。
10分あれば終わる4択~5択問題の羅列です。
もう6年近く使っているので結果を集計して分析してわかったことがふたつあります。
ひとつめは
クイズの正解率と目標達成率の相関関係。
ふたつめは
ほぼ全員が苦手な項目。
それは
疑問詞を使った疑問文です。
他に
冠詞を付け忘れる
三人称にs を付け忘れる
Is とareを間違える
Do とdoes を間違える
そういう小さなミスもよくありますが
圧倒的に多くて深刻な問題は疑問詞を使った疑問文
疑問詞疑問文は仕事に役立つ
これは「仕事の英語」を中心に活動している私からみても
仕事で英語を使うクライアントさんにとっても大問題です。
なぜなら質問が出来ないことで、こんなことが起きます。
相手の説明内容を掘り下げられない
わからないことを聞き返せない
相手の感想、意見を聞き出せない
相手の都合を聞けない
スケジュールの調整を率先してできない
なぜそう考えるのか聞けない
つまり、仕事のすべてのことに対して受け身になってしまいます。
相手がやりたい放題しても、それに乗っかるほかない。
待ちます、耐えます、忍びます。
まるで演歌の世界です。
残念ながらこれでは仕事の主導権は握れません。
自分が欲しいと思っている結果が出せません。
でも大丈夫です。
疑問詞疑問文の不得意は週末で解決できる
このビジネス上でとても深刻な「質問ができない」という問題の改善策はとっても簡単。
中学生レベルのものでいいので
解説と練習問題、復習テストが載っているようなテキストを手に入れて
「疑問詞で始まる疑問文」のところだけ
① 解説を読んで理解する
↓
② 例文を口に出して言えるようにする
↓
③ 基本練習問題を解く
↓
④ 実際に自分のリアルな状況で疑問文を作ってスラスラ言えるようにする
③の練習問題まで解いても半日かかりません。
④までやれば、仕事で使うことになっても自信を持って質問ができます。
質問ができれば、
予め相手から欲しい情報を決めて
実際に聞き出すことで
仕事の主導権を握ることができます。
「えええ?中学生レベルですか?仕事で使う英語なのに?
そうです。
中学生レベルの基本英文法ができていれば
あとは仕事で使う名詞と動詞の数を広げれば
言いたいことの8割はカバーできます。
具体的には
Whatで始まる疑問文
Which で始まる疑問文
Why で始まる疑問文
Whoで始まる疑問文
When, where で始まる疑問文
How で始まる疑問文
やりますか?
先送りしますか?
そして最後にお勧めのテキストを一つ上げるとすれば
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』
Gakken 山田暢彦
です。
見開きで1項目
左ページに解説
右ページに基本練習
何項目かをまとめた1章につき1つ復習問題があるのでやってみて採点する。
自習で手軽に学べます。
在宅勤務のかたは通勤時間がなくなったぶん日頃できていないこと
お掃除や英文法の復習ができそうですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。