河野木綿子のセミナー情報 

英語に限らず自分から発信するひとが人生や仕事を切り拓く

静かで賑やか。自分から発信する

先日、NHKのドキュメンタリー番組の再放送を観て考えたことがあります。

「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」
第73回文化庁芸術祭 テレビ・ドキュメンタリー部門 大賞 受賞

番組の中でろう者の子供たちは少しの躊躇もなく、からだのサインと表情で相手に伝え続けます。

観ながら 私たち聴者は生活に向合う姿勢において無条件で負けてしまっている。と感じました。

 

ろう者のこどもたちが発信し続けるのはなぜ

番組の中で、ろう者の子供たちは少しの躊躇もなく、からだと表情を表情を使ってメッセージを相手に伝え続けます。

それは自分が耳が聞えない、あるいは話せない から黙っていては相手になにも伝わらないということを子供のころからずっと経験しているからでしょうか?

聴者には
① 話して伝える。
② 黙って相手に察してもらう

という2つの選択肢があります。元々話せるのだから敢えての沈黙もメッセージです。

でもろう者の子供たちは常に、全身だけでなく顔の表情も駆使して工夫しながら自分のメッセージを伝えます。

黙っていて相手が察してくれるのを待つ という選択肢はないのです。

黙っていてだれかが「どう思いますか」「大丈夫?」と聞いてくれるのを待つ という選択肢はないのです。

(少なくとも番組の中で登場したシーンでは)
快適に過ごすためには自分の要求を相手にはっきり伝えることを日々しながら人生を送っています。

まわりの文化の影響も受けます

先日ネット上の記事を読んでいたら、都会から田舎に移住した人たちの特集がありました。

自然環境は申し分ないのだけれど、寄り合いで意見を言ってはいけないという不文律があるという話。

せっかく集まっても最年長者が一人で話し続け、その人がすべての決定権をもっているとのことでした。

あるとき、移住組の女性が「お祭りの時のビールの運搬を御当番制にしてみんなで手分けしてはどうか?」と一言提案したところ

それ以降、他の人が口をきいてくれなくなり村八分になったそうです。

また話は全く違いますが、私はたまに「異文化コミュニケーションスキル」のセミナーに登壇することがあります。

参加者は多くて20人。様々な企業から送り込まれてきます。

会社によって組織の文化が違うことに気が付かされます。

たとえば、ある時、参加者の3分の1が日系の大企業だったときのこと。

椅子を円形に並べて、気づきを共有するという課題のシーンで だれも口を開かない。

こういうことはコミュニケーションスキル研修では普段あまりないのです。

そこである一人に「どんな気づきがありましたか?」と質問したら、指名された男性が左右を見回して「えっ?私ですか?」という表情をされました。

また同じ会社から来たほかの参加者は一斉に彼に注目するのです。

そして小さな声でぽつりぽつりと話されましたが、あまり内容が整理されてなく質問した私の中には何も残っていません。

推測ですが恐らくこの会社の会議では 主に組織の上位の人が発言し、下の人たちはあてられれば上位者の意見に合わせたコメントをするのかな?と想像した次第です。

瞬時に意見をまとめる習慣を身に付けたい

3つ目の例を挙げます。

私のクライアントさんのうち今までに何人もにいただいたフィードバック。

「英語って自分の意見がないと話せないんですね?」

特に疑問詞疑問文に答える練習。その中でもある程度自分の意見や判断を入れないと答えられないことが多い

What, Why, How

英語で話すということはいくつかの情報や判断のなかから自分の意見を選び、時として組替え、どう伝えるかを一瞬で判断して言葉にすること。

もちろんいい加減に答えて済ますこともできますが、仕事の場面では相手にされません。

レッスン中に質問されて、答えようとしたときに初めて気が付くのです。

「自分はどう考えているのか?賛成か反対か?」

半年から1年のレッスンを受けた結果、英語が話せるようになったことの他に「自分の意見を持つ」ことの大切さに気付く人は多いです。

 

更に個人差もある

割と最近ある外資系で現役で仕事をしている方と一緒に仕事をした時のこと。

自由参加のプロジェクトだったのですが出席率が悪い。自分から意見を言わない。

おとなしい人なのか? とその人をあまり知らない私は勝手に想像していたのですが、

その方と他のことでご一緒されていた方から聞いてびっくり。

あの人、ものすごくハッキリものをいうときがありますよ!とのこと。

つまり、正直なところあまり乗り気でなかったらしいのです。

なので後日、参加の意志を聞いたところ「迷いがある」とのことだったのでしばらく抜けていただきました。

この例の場合は居住地や企業の文化ではなく、

迷っていることははっきり言いたくないご本人の性格ということだったのかもしれません。

それとも私が怖かった???(笑)のかな?

 

相手を動かす伝え方の準備

ということで、いかに自分が快適に過ごせるか。やりたいことを成し遂げるかは

自分自身が相手を動かせるように発信できるかどうか?にかかっています。

何も英語が堪能であることだけが強みではありません。

ボディランゲージや表情、ときとしてホワイトボードを総動員して伝える。

そのためには日ごろから「自分はどう思うのか?」「賛成か?反対か?」「どんな順番で伝えたら相手にわかりやすいか?」そんなことを整理しておいて「一瞬で伝える」ことができる自分ていたいものです。

間違っても腕組みをして会議室の天井の片隅をにらんだまま黙り込むのは避けたいですね。

 

 

 

 

 

 


■ 仕事の英語パーソナルトレーナー 河野木綿子のプロフィール

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