この記事は英語プレゼンの時に必要な英単語が思い出せず、固まったことがある方や、これから英語プレゼンデビューを迎える方の不安を解消するためのものます。
目次
英語プレゼンはなるべく早く練習を始める
プレゼンの資料はなるべく早めに仕上げて練習を始めることをお勧めしています。
というのも資料を作っているときは気づかなくても実際に口に出してみると
いわゆる「筋が悪い」ところに気が付けるからです。
自分で「筋が悪い」と思うくらいですから当日プレゼンを聞いてくれるオーディエンスに話の流れがちょっと変?と思われる可能性が高いでしょう。
実際にはプレゼン前日から当日明け方まで資料を仕上げるのに手いっぱいだったという話を聞くことが多いです。
馴染みのない英単語の覚え方
自分にとって新しい分野のことを提案するプレゼンでは当然、今まで知らなかったり使い慣れない英単語を覚えることになります。
このことが障害となって「プレゼン、自分でやりませんか?」とお声がけをしても「だめです」「できません」と辞退されるグループメンバーを何人も見てきました。
大丈夫です。その日までに出来るようになれば。大切なことは今の時点でできないことをどうやってひとつひとつ潰していくかです。
たとえ今すぐできなくても「やります!」と引き受けてしまえばあとは出来るようにするだけです。
以下は一例としてプレゼンに必要な英単語を当日までに日本語と同じくらい瞬時に頭に思い浮かべられるレベルにする方法についてお話します。
これができていると質疑応答で想定外の質問が出て心が動揺しても頭が真っ白になって黙り込むということが避けられます。(でもこういう事故はたまに見かけます)
今回は私自身がやっていた効き目のある英単語の覚え方をご紹介します。
本番までに時間があるときは視覚と聴覚とイメージを使う
プレゼンまでまだ時間がある、例えば1週間あるならばデスクパソコンにツノツノをはやして覚えました(この記事のイメージ画像がそれです)。
ツノツノ?って何かというと細長い付箋紙のことです。
新しい英単語をアルファベットの小文字で書いて「必ず」アクセントの位置の上に✓を付ける。
そしてそれだけでは不十分です。見てわかるだけでは英単語を口に出して言えない、使えないことの多い受験勉強と変わりません。使うための英単語は発話できないと意味がないのです。
だからアクセントの位置に✓をつけて、その付箋が目につくたびに1度でいいので小さな声で発話しながら、その英単語のイメージを思い浮かべる。
薄―く、薄―く、記憶を塗り重ねていくイメージです。漆塗りのようです。
あとでお話するもう一つの得策、王道のフラッシュカードに比べると時間を掛けて丁寧に憶えます。
こうやって時間を掛けて覚えた英単語は今から20年以上前の英単語でも思い出せます。
たとえば実際にパソコンのふちに付箋を貼って覚えたのは;
detourとか(遠回り)
penetrateなど(制度などを浸透させる)
NLP (Neuro Linguistic Program)という言葉を聞いたことがある方、詳しい方もいらっしゃると思います。
NLPによると、記憶をする際に視覚と聴覚と触覚のうち有意なものが人によって違うそうです。
NLPでの判定によると、私は視覚と聴覚がすぐれているらしく、英単語を目で見て、口に出して自分の耳から聞く。
そして英単語のイメージを思い描くという方法が向いていると実感しています。
自分で頭の中に思い描くイメージも視覚のうちに含まれるようです。
触覚の方は手を使って書いて覚えるといいそうですよ。
本番までに時間がなくて切羽詰まっているとき
何度も重ねて覚える方法をする時間がなくて、切羽詰まっているときは英単語を覚えるための王道のフラッシュカードを使っていました。
たとえば転職して仕事の中でまだ馴染みの薄い英単語がたくさん出て来るプレゼンすることになったときなどです。こちらは瞬間翻訳のようなイメージです。
少し厚めの白い長方形のカードを金属製のリングで閉じたものを使います。
さきほどのツノツノとどう違うかというと英単語を見た瞬間にイメージ抜きで
日本語 →英単語と口を動かしながら言い替えて
初めから最後まで一冊通しでやる。
次に
英単語 → 日本語と口を動かしながら言い換えて
初めから最後まで一冊通しでやる。
ここでも英単語の発話は口が動くようにすることが必須です。
いつもしつこくお伝えしているとおり英単語を知っていることと、口に出して発話できることは全然別物だからです。
恐らくフラッシュカードを使っているときの私は視覚だけの条件反射で記憶しているのだと思います。
「これには、これ」とまるでトランプの神経衰弱で「ここにはこれ」と短期記憶するときのようです。
毎日、通勤電車に乗っていたころは行きかえりの往復で、ひたすらそれだけをやっていると1日で覚えられます。
効率的にやるには覚えてしまった英単語はリングの後ろの方に「記憶済み」として溜めてしまって、まだ覚えていないものに集中して数を減らしていきます。
そして最後にすべての英単語をおさらいします。復習って記憶に残すには大切です。
ただし、この方法には一つ落とし穴があってイメージもなく文字通り詰め込んだ単語はその後使わないとすぐに忘れます
100%保証付きと言っていいくらいです。
無理やり詰め込んですぐに忘れた日本史
余談になりますが、大学受験の時、11月に推薦入試を受けられるつもりでいたので夏休みに日本史の受験勉強をしていませんでした。
9月15日(←ショックだったので覚えている!)の敬老の日(祝)に担任から電話がかかって来て
「河野、あっちこっち受けてみろよ。推薦じゃなくて。私、明日の推薦会議は有給休暇を取って出ないから」
という悪夢のような宣告を受けました。
「え?今から日本史の勉強ですか???」
担任の先生は発明が趣味で日本発明協会の大会があるので有休をとるために推薦入試を決める会議を欠席したのです。
それに対して生徒が先生に抵抗することもできず、切羽詰まって翌9月16日から始めた日本史の受験勉強はひたすら問題集の正解の詰め込み。
楽しかったとか、頭の中に時代、時代のイメージがあまりつくれなかったせいか日本史について時代傾向くらいしか思い出せません。
まとめ
仕事で使う英単語を覚えるには長い間使いそうな仕事のキーワードの場合、
面倒なようでも視覚と聴覚とイメージを繰り返して丁寧に覚えること。
パソコンのふちに付箋紙に書いて貼っておくと一日に何度も見るので覚えやすいでしょう。
逆に特定のイベント目的のためだけに詰め込むときはフラッシュカードを使った条件反射で充分です。
ただし2つの方法ともに確実に「正しい位置にアクセントを置いて発話できる」ようにしておくことです。それがないとプレゼンでは緊張のために口が動かないことがあります。
最後までお読みいただきありがとうございます。