これはこれから個人で独立開業しようと思っている方のための記事です。
あまりにプライベートな話
今回は書こうかどうしようか少し迷いました。というのもあまりにもプライベートなことだからです。
でももしかしたら。
これから開業しようという人にヒントになる部分もあるのではないかな?
と思ったので書くことにしました。
今から7年前の8月末に30年の会社員生活にピリオドを打ちました。
突然思いついたのではなく、50代前半のうちに独立開業しようという漠然とした計画があったからです。
その年の1月から「一人経営塾」というセミナーを文字通りマンツーマンで受講中でした。
お金や時間に関するノウハウの勉強中。
最終出勤日が長野県長野市への出張でした。仕事の後で善行寺さんにお参りしてそのあと長年通っている五反田の小料理屋さんでお店の人と退職の祝杯を挙げました。
9月いっぱいは骨休みと称してぶらぶらしていましたが、10月に入ってそろそろ集客しなければと思っていた矢先
ある人から「私に英語を教えてください」というご連絡をいただいたのです。
当時はその方のことをとてもよく知っているというわけでもなく
私の筋トレのトレーナーさんのお知り合いで数回お会いしたことがあるだけの方でした。
さっそく渋谷のヒカリエでランチをしながら英語でどんなことをできるようになりたいのか
じっくりお話を伺いました。
ガーリックシュリンプを食べたことを今でも覚えています。
初めてのクライアントさんが私に声をかけたワケ
まだ集客さえ始めていなかったので「どうして私にお声がけくださったんですか」と聞いたところ
思ってもみなかった答えが返ってきました。
それは
「木綿子さんと飲み会で何回かご一緒していて他の人への気配りがすばらしいと思っていました。
私もやったことがない英語を習うなら気配りの出来る人に習いたいと思っていたんです」
えっ?
そうなんですか。
自分では心当たりがなかったのですけれど、わたし、何をしたのかな?
と考え込みました。
実は今でもその方が私の何を見てそう思われたのか具体的にはわからないのですが
人って思ってもみないところで見られていて評価されるものなのですね。
その方も個人事業を株式会社にしてバッチリお仕事をされている方でした。
将来ご自分のサロンを海外展開したときのために、現地採用のスタッフと直接やりとりしたい
という大きな目標をお持ちで
そのためには絶対英語を話せるようになりたい、というご希望です。
レッスンは3年近くつづきましたがご両親とお姉さんが要介護となり、英語のレッスンをしていた
週に1度の休日はそちらに充てることになりました。
一時期にそんなにいろんなことが起きることもあるんですね。
ただ、その時点で彼女の英語は話せるレベルになっていましたので、今後の自主トレの仕方をアドバイス差して上げました。
今でも続くご縁
今でも年に1度はご飯を食べたり、映画を見たりの関係は続いています。
会社員から独立開業するとコンテンツを作りながら慣れない集客をすることになります。
とはいえ知名度が低いので、お問合せすら来ない日が続きます。
私もホームページを作ってから初めてのお問合せが来るまで1年かかりました。
でもそんなときに一人、二人と声を掛けてくださるのは知り合いだったり、そのまた知り合いだったり。
仕事の紹介をしてくれるのも人づてが多いです。
声をかけてくれる、紹介してくれるというのは紹介者がお勧めしてくれているということで
日ごろからの信用がモノを言うのだなと感謝感謝の毎日です。
昨年度、開業5年目の私のクライアントさんは6割が契約期間の延長か、リピーターの方です。
信頼してくださったり、相性がよかったり、理由はそれぞれだと思いますが
大切なことは
目の前のクライアントさんの毎回のレッスンを毎回1回1回、大切に心を込めて
やっていくこと
だと思っています。
新規のクライアントさんの集客も大切ですが、お互いに信頼関係が築けている既存のクライアントさんとのご縁は
薄くなることなく、たとえレッスンが終了した後でも大切にしたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。