このブログ記事のタイトル、「おやっ?」と思いませんか?
Headquarters : 〔名詞〕本社
あれ? 本社って普通は一つのはず。でもなんで複数形?
更に be 動詞 の is が複数形の名詞の後についている。
そうなんです。この謎は英単語を覚えているときはあまり気づくことはないのですが、実際に英語で仕事を始めてしばらくしてからぶち当たることが多い。
でも慣習として 本社を名詞で使うときは 複数形で単数扱いする名詞です。
そこで辞書で調べることになり、そうなんだ~。とびっくりすることに。
だから
Our headquarters is in Tokyo.
うちの会社の本社は東京にあります。
という文章は正しい。
お取引先の CEO へのご連絡に書いても恥ずかしくない正式な英語です。
もし Headquarters が単数形になっていたらそれは他動詞として使っていて
Headquarter: 〔他動詞*〕本社を置く
*前置詞なしで直後に目的語がきます。
主に受け身形で使います。
例: We are headquartered in Tokyo.
うちの会社の本社は東京にある(東京に置かれている)
ところで この本社 Headquarters を略語標記(abbreviation)すると
s が無くなります。
Headquarters = HQ
余談になりますが、ここまで書いたとき「昭和な人」の私はGHQという単語が頭に浮かび、ピンときて調べてみました。
GHQ と言う言葉、飛行機のタラップを咥えパイプで降りてくるマッカーサー司令官の写真とともに、よく日本の戦後史に出てきます。
GHQ : General Headquarters 〔米軍〕総司令部のことでした。
今まで気づかなかったなあ。
他にも単数形と複数形で意味が変わってくる英単語をいくつか並べてみると、そういえば、そうかも。。。と思い当るものがありそうですね。
cloth 布 clothes 服
good 良い goods 品物
arm 腕 arms 武器
英語学校だとこういう細かいところはあまり習わないのですが、Eメールのように書いたものは文字として残ってしまう。
更に誰かに転送される可能性もあります。
日本語のメールでもそうだと思いますが、相手はこちらの知的レベルを無意識のうちに言葉の使い方で判断しています。
どうやったら自分の知性を反映した英語を話したり、書いたりできるようになるか?よかったら一度カウンセリングを受けてみてください。
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