英語の自己紹介 

新しいメンバーでの仕事が始まるとき。

顔合わせで最初に大事なのは、会った瞬間の笑顔と握手です。

Multinational Team

しっかりとお互いに目を合わせながら、かるくハンドシェイク。

そしてその次は。。。自己紹介です。

こんにちは。仕事の英語パーソナルトレーナーの河野木綿子(こうのゆうこ)です。

初めてあった人には自分が何者であるか言葉で伝えます。

ところが初めてお会いした人に「では簡単で結構ですので英語で自己紹介を」と

お願いすると意外なことですが口ごもる方が多い。

My name is …
(私の名前は。。。)

までは出てきます。そして英語がある程度話せる人ならそのあと

自分をなんと呼んで欲しいかを付け加えます。

Just call me Hiro.

(Hiro とだけ呼んでください)→ Mr. や san を付けずに

 

さて、課題はこの後です。これからの仕事を順調にやっていくために

初対面のメンバーに対して自分についてのことを何をどういう順番で話せばよいか。

 

日本語だと

「プロジェクトリーダーを仰せつかりました〇〇です。いたらないところもあるかと思いますがどうぞよろしくお願いします」

のように

肩書・名前・謙虚なごあいさつ

という便利なパターンがあります。
いくつかの会社の合同プロジェクトなら肩書が部長や課長になることもあります。

英語の時はこのまま英語に直せばよさそうなものですが実際には全く違います。

英語を共通語として仕事をする場合

1.自分が何の専門家か

2.どれくらいの経験年数や実績があるか

3.今回、何の役に立てるか

の3つを柱として

その仕事にとってどれくらい自分が有用でふさわしい専門家かを自らアピールできる情報を伝えます。

 

日本人同士なら、自分から言わなくても他のだれかが紹介してくれることが多いのでそういう機会はまずないことでしょう。謙虚が売りの人だったら顔から火が出そうです。

でも、言わなければ伝わりませんし、伝わらなければ取るに足らない人?

と軽視されてしまいます。

そんなことにならないようどんな話をしたらいいのか具体的な例を見ていきましょう。

1.自分が何の専門家か

私事ですが私自身、新入社員時代にいた日系企業も含めて人事部の在籍期間が約20年あります。

人事は英語で Human Resources です。

でも決して

I’m an expert in Human Resources
(私は人事の専門家です)

とは言いません。こんなふうに漠然とした表現を使うと

You’re a Human Resources generalist?
(人事のジェネラリストですか?)

What is you expertise?
(あなたの専門分野はなんですか?)

と聞かれることになりがちです。広く浅くしっているどこにでもいそうな人。

と受け止められても仕方ありません。

そうならないためにも人事業務の何についての専門家なのか、何が強みなのかを

具体的に話します。

人事部を例にとると大手の外資系企業では以下の4つの機能があることが多いです。

・採用
・人材開発
・給与
・福利厚生

ところが、このうちどれかについて「専門家です」と言っても自分を買ってもら

うためにはまだ細分化が足りません。

たとえば「採用」ひとつ取っても

<採用>

新卒採用(日本だけ)、中途採用、国内採用、海外採用の専門性

面接や適性検査などのアセスメントについての専門性

M&Aのときの人事統合の専門性(組織開発と呼ばれることもある)

2.どれくらいの経験年数や実績があるか

経験年数は3年単位を1サイクルと考えることが多いです。これにはこんな根拠があります。

1年目: 任者から引き継ぐ、自分でも勉強する、
学校に行くなどして基礎固め

2年目: 1年目を踏まえて自分なりの工夫をする。
失敗して調整する、学ぶ

3年目: 専門知識と自分の経験の蓄積で応用も効く
ようになり任される

この経験年数に加えて数字で語れる実績を伝えられたら更にいいです。

I was in charge of mid-career recruiting at A Company for three years,
(中途採用をA社で3年担当しました)

After that, I had been responsible for the same area as a manager at B Ltd.

for five years, which makes eight years in recruiting in total

(そのあとB社で同じ分野のマネージャーとして5年担当しましたので経験が合計8年あります)

Since 2013 to 15, I introduced a new recruiting scheme, and penetrated it

in the organization.

(2013年から15年にかけて新しい採用の仕組を導入して組織内に定着させた実績があります)

3.今回、何の役に立てるか

これも、仕事が始まる前からそんなこと言っていいのかしら?

と日本語だと躊躇しがちなところですが、英語の場合は自分から言ってしまいま

しょう。そもそも役に立てそうもない人はその仕事を上から任されることはありません。そしてさ任されたからには、やり遂げるために知識が足りなければ勉強して補います。

何の役に立てるかを話すときになって1と2で紹介した専門分野とのつながりが活きてきます。

中途採用の担当者+中途採用のマネージャー合計8年 と新制度の導入経験

これが採用関連のプロジェクトであれば一つの可能性として

中途採用した社員の定着率アップ

のお役にたてるということもありそうです。ここで具体的な話までせずとも、

いままで経験してきたたくさんの事例から、今回の仕事に役立ちそうなことを取上げます。

 

I would like to be of your help by probing the way to improve the retention ratio

based on my experiences.

(自分の経験を活かして定着率を改善する方法を策定することで皆さんのお力に

なりたいです)

 

最後に;

もし時間的にゆとりのある自己紹介の機会なら ひとことプライベートなことを添えましょう。

I am a father of two boys. We enjoy BBQ in our garden on weekends.

(私には2人の男の子がいて、週末は庭でバーベキューをします)

 

日本人同士だと仕事の自己紹介のときにプライベートなことは話しませんが

多国籍チームだと、ちょっとした個人情報(!)がきっかけで自分と同じように男の子が二人いる方と休み時間に話が弾んだり、ディナーの時に盛り上がることでチームワークがよくなることもありますよ。

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

河野 木綿子
河野 木綿子
河野木綿子(こうのゆうこ)
仕事の英語パーソナルトレーナー。管理職の英語のお悩みを出張個人レッスンで解決します。
トレーナーはいわゆる純ジャパ育ち。新卒で(株)西友に就職したものの、外資に転職しました。その後大手外資系企業で25年間、仕事の英語を駆使してグループ会社全体のシニアマネージャーへと上り詰めました。英語だけでなく仕事を回すための異文化コミュニケーションのコツもお伝えしています。
主な勤務先;
モルガンスタンレー、バクスター、ファイザー、シーメンス

主な著書;
『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』すばる舎
『読むだけでTOEIC®テストのスコアが200点上がる本』あさ出版

メディア取材・掲載:プレジデントオンライン掲載記事 外国人上司の苦悩

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