日本テレビ系列で日曜夜に放送のTOKIOの長寿番組「ダッシュ村」を見ていたところ、東京都江東区の西葛西にリトルインディアと言うインド人の街ができている、という話題を取り上げていました。
なぜ東京にインド人街???
番組の解説によると、2000年問題が事の発端だそうです。
世の中の仕組みがITに大きく依存するようになってから初めて世紀の壁を超えるとき、コンピューターの誤作動が起こるのではないかと社会問題化したそうです。(当時ロンドンで学生をしていたし、パソコンもってなかったので知らなかった。。。)
その対策として日本政府はITの先端技術の専門家集団でもある大量のインド人エンジニアの皆さんを日本に招き、就業することを奨励したそうです。
定住をはかるため、ガンジス川のように雄大な隅田川のほとり、西葛西にインド人街ができたとか。番組ではインド人コミュニティの重鎮の方にもインタビューしていました。
近々、西葛西のリトルインディアに行って、インド料理を楽しもうと思います。
ところで食いしん坊の私はインド料理が大好物。週に1度は食べてるかも。
特に南インド料理が好きです。
ダルマサーガラ(東銀座)
ダクシン (京橋)← 超人気店のダバ・インディアに入れず代わりに入ったのですが、美味しくてスタッフもフレンドリーで、今では常連
SAPANA (水道橋)
ところでどうして今日はインド料理の話なのかというと英語学習法の話をしようと思います。
実は週末は勉強会、セミナーに参加することが多い。日中だと、ランチはどこにしようか?と探すことになります。
10人くらいと比較的大人数で週末に空いているお店の2大勢力と言えば
インド料理 と 中国料理 なんですよ!
この二つの系統の料理屋さんは祝日も含めて年中無休のところも少なくありません。皆さん、本当によく働く。
そしてインド料理屋さんにはこんな特徴があります。
もちろん例外もあるけれど:
出てくるサラダにオレンジ色系のドレッシングがかかっている。サラダのメインはキャベツの千切り。
更に。。。
スタッフの皆さんが日本語が上手。
中国料理屋さんの店員さんの日本語は中国語アクセントが強いことが多いですが、インド料理屋さんでは訛りなく、文法的にも正確な日本語を話す人に出会うことがあります。
ある時、午後遅い時間にランチに入った新宿のインド料理店で、あまりにも流暢な日本語を話すインド人店員さんに出会いました。敬語も就活のために取ってつけたような「させていただく」の乱発でない、美しい日本語。
好奇心が止められず、話しかけてしまいました。
私「実は英語教育関係の仕事をしているので、ひとつお聞きしてもいいですか?」
店員さん「はい。どうぞ?」
私「とてもきれいで正確な日本語を話されていて感動してしまいました。どうやって身に付けられたのでしょう?」
店員さん「私は仕事が終わって夜中に家に帰ったら、必ずニュース番組やドラマをテレビで付けっぱなしにするんです。
そして聞き取れたら会話を真似します。もう3年間、一日も欠かさずやっています」
あまり休みのないインド料理屋さんの仕事ですから、「家に着いたらテレビで日本語を聞く」は毎日のことでしょう。
ここで私たちが見習いたいのは 習慣化して継続する こと
ニュースならフォーマルな日本語、ドラマなら多少ぶっちゃけたカジュアルな日本語。毎日耳を傾けながら寝るまでの時間を過ごしているんです。
そういえば私も中学・高校と6年間、朝、学校へ行く身支度をしながら FEN(今のAFN) を学校のある日は必ず聴いていました。
(AFNとは コトバンクより引用:
米軍極東放送網。1945年から在日米軍向けラジオ放送を開始。1997年の米軍放送網の世界的統配により、AFNに改称された)
Morning Meditation という番組。
あまり会話はなかったけれど、土曜の午後は必ずケイシー・ケイスンと湯川れいこさんのAmerican TOP 40を聴きました。
それほど努力は要らなかったけれど、恐るべし習慣の力。
習慣化と継続には「努力がいらない形で」がコツのようです。
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あんなこと、こんなこと。異文化が交わる職場の出来事やピンチを乗り切る知恵を徒然に書いて行こうと思います。