映画で聞き取れた英語表現は職場で使う前に必ず確認する

リスニングの力が伸びてくると映画を観ていて聞き取れる英語表現が増えてきます。

そのタイミングで習慣付けておきたいたいこと。

洋画を観て聞き取れた英語を使う前に

聞き取った英語表現を自分で実際に使う前に Formality の確認を忘れずに。

例えば仕事に使えるほどFormalな言い回しなのか、友達との間でした使えないカジュアルな表現なのか、あるいはなるべく使わないほうがいい俗語表現なのか。

よく確かめずに使うと話す相手に対して失礼になることもあり、人間関係にヒビをいれてしまうかもしれません。

英語のリスニング力を上げるために映画は教材としてどうですか?と聞かれることがあります。私は個人的には賛成しません。

私たちがそのまま普段使うには、感情的過ぎる表現があるからです。命がけの脱出のシーンなら、罵り言葉も出てきます。夫婦喧嘩なら相手を責めるシーンもあることでしょう。

そうした日常的な、感情のこもった表現をノーチェックで仕事に使うのは怖いですよね。

せっかく聞き取れたのに普段は使う場面が限られるなら、映画の英語は楽しみのために聞き取ることにして、リスニング力向上のためには、Formality の確かな、自分でも実際に使えるものがいいですね。

立場や場を選ぶ語調

更に日本語でも同じですが、話す人の社会的地位によってふさわしい語調もあります。もちろん、アクセントと言われる出身地による訛りは問題がありません。時としてチャーミングに聞こえます。

でも学生が仲間とワイワイ話し手いるときの尻上がりの語調で話すのはチグハグな感じがしますし、この人信頼してもいいのかな?と思われかねません。

例えば「~みたいな?」の多用:

Steve is like “I’m not joining this evening”
スティーブは「今晩は来ないみたいなこと言ってる」

 

社会的な地位のある人だけでなく、そうなりたい人も含めて信頼を得るためには基本的に尻下がり調の落ち着いた語調で話すことです。

どんな単語や言い回しをするか。どんな語調で話すかは自分のイメージをよくも悪くもする可能性があります。

簡単な会話ならできます。というクライアントさんがレッスンを始めたばかりのころに

“want to” を 「ワナ」 と意識的に発音していました。

ご本人にしてみればネイティブっぽくてカッコいいと思っていたそうです。

I wanna a cup of coffee.

という言い回しをされるのですが、パリッとしたビジネスパーソンなら

I’d like to have a cup of coffee のほうがふさわしいです。

発音は話し手の教育レベルや社会的地位の繁栄

スタンフォード大学の心理学部ケリーマクゴニガル教授のインタビュー集を発話練習に使っていて気づくことがあります。
教授はアメリカ人ですが、子音まで丁寧に発音しています。

たとえば通常の会話では it is を it’s イッツ と発音する人が多いですが、必ず it is と省略せずに発音します。

また以下のような省略した発音もしません。
X  going to を gonna (ゴナ)
X  kind of を kinda (カインダ)

映画での日常生活のやり取りをみていると、この省略形は頻繁に出てきますが、

仕事の場では避けたほうがよい発音の例です。

 

聞き取れた英語の確認の仕方

映画に限らず、聞き取った表現がどんな状況で使う表現なのか確認するには

Googleの検索ウインドウに文章を入れてみて挙がってくる例文の使用例を参考にするといいでしょう。

更に念を押すなら必ず辞書を引いて

Formal か Casual か、使わないほうがよい俗語表現なのか

を必ず調べましょう。

どんな言葉をどんな語調で話すかを間違わないことで

・自分のイメージがよくなる

・相手との人間関係もよくなる

というアドバンテージがあります。

投稿者プロフィール

河野 木綿子
河野 木綿子
河野木綿子(こうのゆうこ)
仕事の英語パーソナルトレーナー。管理職の英語のお悩みを出張個人レッスンで解決します。
トレーナーはいわゆる純ジャパ育ち。新卒で(株)西友に就職したものの、外資に転職しました。その後大手外資系企業で25年間、仕事の英語を駆使してグループ会社全体のシニアマネージャーへと上り詰めました。英語だけでなく仕事を回すための異文化コミュニケーションのコツもお伝えしています。
主な勤務先;
モルガンスタンレー、バクスター、ファイザー、シーメンス

主な著書;
『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』すばる舎
『読むだけでTOEIC®テストのスコアが200点上がる本』あさ出版

メディア取材・掲載:プレジデントオンライン掲載記事 外国人上司の苦悩

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