先日NHKのアサイチを見ていたら原発の再稼働の可否について取上げていましたね。
ご覧になった方もいらっしゃるのではないかと思います。
有働アナウンサーが視聴者からの質問をゲストの専門家に聞いていく。という形式でした。
有働アナの質問に答える専門家の方の回答を聞いているうちに「おやっ?」と思ったことがあります。

ランチョンミーティング: お昼ご飯を食べながらの打合せ。ランチボックスが支給されます
せっかくの専門家のお話が回答まで辿りつかないのです。
質問に対する回答に辿りつかないワケ
有働アナの質問に対しての回答を話す前に背景説明を始めてしまい、それが延々と続く。
「答えは何???」「回答はいつ???」
そんなふうに感じてハラハラしてしまいました。
例えば九州の原発再稼働の質問に対して、九州の地理的な条件や地質の話が続く。
そんなやりとりが2回くらい続いたところ、有働アナが専門家の話を途中で取りまとめて次の質問に移るようになりました。(さすが!と思いましたけれど)
ここでご紹介したようなやり取りは
私たちの日ごろの日本語のやり取りでは意外と起きています。
「明日のランチョンミーティングは何人来るの?」
「明日は中国との電話会議の時間が変更になって11時半からになったそうです。
その時間が押してしまうと遅れてくるかもしれませんね」
「だから、何人来るの?」
笑。こんなやりとりです。
回答する側は、相手に分かりやすいよう良かれと思って背景説明に入る。
でも人によっては結論だけ聞きたい。
そんな行き違いを避けるには
「ご質問はこういうことですね?」と相手の質問内容を自分の言葉に言い換えて確認を取る。
その後で即、質問に対する答えがイエスなのか上なのかABCのうちどれなのか答えを伝える。
説明はその後です。
先ほどのランチョンミーティングの参加人数のやり取りだと
「明日の参加人数ですね? 8人の予定です。でも、直前に中国との電話会議が入ったので4人は遅刻するかもしれません」
というやり取りになります。
ランチョンミーティング、今から後ろにずらせるといいですね。
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投稿者プロフィール

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河野木綿子(こうのゆうこ)
仕事の英語パーソナルトレーナー。管理職の英語のお悩みを出張個人レッスンで解決します。
トレーナーはいわゆる純ジャパ育ち。新卒で(株)西友に就職したものの、外資に転職しました。その後大手外資系企業で25年間、仕事の英語を駆使してグループ会社全体のシニアマネージャーへと上り詰めました。英語だけでなく仕事を回すための異文化コミュニケーションのコツもお伝えしています。
主な勤務先;
モルガンスタンレー、バクスター、ファイザー、シーメンス
主な著書;
『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』すばる舎
『読むだけでTOEIC®テストのスコアが200点上がる本』あさ出版
メディア取材・掲載:プレジデントオンライン掲載記事 外国人上司の苦悩
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