河野木綿子のセミナー情報 

もともと無口な人が英語で話すコツ

レッスンお申込み前のカウンセリングではその方の

今の英語力、働く環境、通勤経路、ご自身の性格、生活パターンについて伺い

近い将来「なりたい自分」になる方法をご提案しています。

「日本語でも無口なんです」

カウンセリングの時に聞くお悩みのなかで

意外に多いので、皆さんにご紹介したいものもあります。

 

それは;

 

私、もともと無口なんです。

普段から日本語でも 自分から話すことはほとんどありません。

でも英語の会議では話さないといけないんですか?

 

日本語で元々無口なのに、勉強中の英語で話すのなんて更にしんどい。

深刻なお悩みですね。

 

結論から言いますと

無口でいいと私は思います。

日本語で無口な人は英語で話す時も言葉が少なくていい。

 

性格まで演じて コミュニケーションして

苦しくないですか?

 

たしかに

ある程度英語で話せるようになってくると

細かいニュアンスが母語である日本語の時より不自由なためか

 

ものの言い方が直接的。ストレート。

あ、英語の時は日本語の時と性格が変わる

と感じた時期が私にもありました。

 

あまりに長いあいだ英語で仕事をしたせいか

今では直接的、ストレートが日本語の時も当たり前になっています。

 

もちろん、相手の気持ちに配慮して

前置き言葉を使う・相手を受け入れる

といったスキルを年齢とともに少しは身に付けましたけれど。

 

もともと無口で、話すより聞くほうが好きということであれば

言葉数が少なくても大切なことだけはをきちんと伝える。

でいいと思います。

 

無口でも圧倒的な存在感の元上司

10年以上前のことですが

そんな上司と数年ご一緒したことがあります。

 

言葉数は少ないのですが、言葉を一つ一つ選びながら

話す内容に重みがあるので

その方がステージに立つと大きな会場にいる社員が

私語を止めて聞き耳を立て、シーンとなる

そんな上司でした。

英語でも日本語でも口数の少ない方でした。

実は「私も将来ああいうふうになりたい」と思っていましたが

性格のせいなのか一向になりませんでした。

まあ、みんな違ってみんないい  (金子みすず)

 

「沈黙は金」が伝わらない国も多くある

 

日本では

黙っている方が重みがある

以心伝心

沈黙は金

 

という考え方がありますが

そういう文化のない他国の方との会議では

自分の意見を言葉にして伝える必要があります。

 

そうしないと最悪の場合

何も考えていない

会議に参加する意欲がない

と誤解されがち。

 

たくさん話す必要はなくても

意見を最初に言う。そのあと根拠をシンプルに話す

それだけは事前に準備して練習して

伝えられるようにしましょう。

 

会議は出ればいいというものではなくて

結論をだすという目的に貢献するために出ているはず。

英語を共通語としてする会議では寝ている人はいません。

何年か前に日本のNPOの定例会議に出ていたら

堂々とコックリ、コックリ 船を漕いでいる人がいて

びっくりしました。

もし英語の会議なら発言しない人は次回から出なくていいよ。

と言われます。

 

意見を出し合い、結論を出すことが会議の目的

だからです。

 

言葉に不自由があれば言い尽くせない部分は

会場のホワイトボードを使って図を描きながら

という手もあります。

 

実際に私がシンガポールで出た会議では

台湾の男性が言葉に詰まった時に

会議室の壁際に合ったホワイトボードを

ガラガラと引き出してきて

 

皆の前、中央に置いて

図を描きながら話を続けました。

 

必要なことは伝える。沈黙は金ではない。

 

もひとつ話す速さのお悩み

私のカウンセリングを受ける方の中でもう一つ多いお悩みは

周りの人の英語の速さについていけません。

私、日本語でもそんなに速くしゃべりません。

 

というお悩みです。

 

私も感じていることで個人差はありますが

ニューヨークの人って話すのが速い人が

多くないですか?

 

具体的な例をひとつご紹介しますと

電話会議でニューヨークの人の英語が速くて

聞きとれない。付いていけない。

というお悩みを何度も聞いたことがあります。

 

不思議なことに英語が堪能な日本人でも

 

日本語を話すのがゆっくりな人は英語もゆっくり。

日本語が早口な人は英語も早口。

そんな実例を若い時からたくさん見てきました。

 

統計をとったわけではありませんけれど

恐らく考えをまとめて言葉にするプロセスの速さが

母語であれ、第二言語であれ

同じなのかもしれません。

 

そういった研究をご存知の方がいらしたら

ぜひご紹介ください。

 

もしも

日本語では早口な人が英語では言葉に詰まるようなら

それは更に練習をして英語の速度を上げてもいい

ということです。

その練習法についてはいずれまたお話します。