英語を話すための筋肉とは

1月から新規のクライアントさんたちと英語で話すためのトレーニングが始まりました。

自分の意見を言う

初めて英語を話す練習を始めるとほとんどの方がこんな日本語との違いにびっくりされます。

どんな違いかというと

唇の動き:
日本語にはない音があるので今までやったことのない唇の動きが必要
え~?そんなに口を動かすんですか?」という感想が多いです。

舌の動かし方:
日本語では使わない動きが必要

声の出し方:
腹式呼吸で一息で話す
喉をリラックスさせてお腹から声を出したことがない方も多いです。

自主トレとレッスンで発話に抵抗感がなくなり英語の構文

主語 + 動詞 + 目的語 の順番

に慣れ始めたころ 発話練習からそろりそろりと話す練習に入ります。

話すとは:
感情や情報を言葉という手段を使って相手に伝えること

今まで、例文を使って発話練習をしてきた人が 〇〇についてどう思うか

自分の考えをまとめて話しましょう。というお題を出すと

「あっ!。。。」

と声を出されることがままあります。どういうことかというと

「自分の意見を決めないといけない」

「今までゼロから自分の意見をまとめる習慣がありませんでした」

ということです。

自分の意見を瞬時にまとめる

私自身も30年間、いわゆるサラリーマンとして仕事をしました。

外資系に25年、日本企業に5年いた中で両者の違いはいろいろありますが、

今思い出しても特に印象的なのは会議での発言。

日本企業では多くの場合、役員や上司の意見を聞いてから

自分の意見(立ち位置)を決める。言ってみれば空気を読む。

それに失敗すると気まずい。あとが怖い。

今ではその数は減り始めましたが、

終身雇用制度だと同じ顔ぶれで定年まで在籍しますから

人間関係に波風を立てないことは重要。

特に上司を含む役職者から目をつけられないように気を使います。

外資系だと直属上司とは事前に打合せをするので意見が

食い違うことは少ないですが

個人の意見も 「これは私の個人的な意見ですが」

と前置きすれば意見として言ってよい。

むしろ会議に出るのは結論を出すために貢献するのが目的なので

意見や情報を提供するためなので自分の意見を言わない人は次回から出なくていい。
と言うことになりかねない。

 

「自分の意見を瞬時にまとめて相手に分かりやすく伝える力」

 

という筋肉を鍛えておく必要があります。

ここで一言お断りしておきますが

日系企業の方が自分でものを考えない。というつもりは全くありません。

ただ、

まず周囲の意見を確認する

そこからあまり逸脱しないように自分の意見をまとめる

という手順を無意識に踏むことが習慣になっている傾向はあるようです。

 

ずっと日本人ばかりの中で仕事をしてきた人の場合、英語で話し始める際に

〇〇についての自分の意見をゼロから組立てる

を瞬時にする練習をした方がいいです。

瞬時に意見をまとめて話す練習

初めは日本語で。

そして、すぐに慣れますので、次は英語で。というステップを踏みます。

例題も初回は仕事と関係のないこんな話題から;

海外からのビジターさんにこんなことを聞かれたら?

「Yukoさん、今週末東京にいるんだけどどこに行ったら一番いい?」

これに対して30秒くらいの時間で頭の中を1~3の内容で整理して話す。

1.自分の意見(お勧めの場所)

2.その理由(考え、実例、データなど)

3.1を繰り返し、プラスα
  (相手の役に立つ情報を入れてあげる)

 

この1~3を考えている間、黙っていると相手は

「この人、どうして黙っているの?」

と、不安になります。

「今、考えている」 ということをひと言伝えてからなら大丈夫です。

 

英語でならさしずめ

OK. Let me think about it for a second.

ちょっと考えさせてね。

 

という一言を。

 

 

 

投稿者プロフィール

河野 木綿子
河野 木綿子
河野木綿子(こうのゆうこ)
仕事の英語パーソナルトレーナー。管理職の英語のお悩みを出張個人レッスンで解決します。
トレーナーはいわゆる純ジャパ育ち。新卒で(株)西友に就職したものの、外資に転職しました。その後大手外資系企業で25年間、仕事の英語を駆使してグループ会社全体のシニアマネージャーへと上り詰めました。英語だけでなく仕事を回すための異文化コミュニケーションのコツもお伝えしています。
主な勤務先;
モルガンスタンレー、バクスター、ファイザー、シーメンス

主な著書;
『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』すばる舎
『読むだけでTOEIC®テストのスコアが200点上がる本』あさ出版

メディア取材・掲載:プレジデントオンライン掲載記事 外国人上司の苦悩

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