この記事は仕事で使える英単語を増やしたいのに覚えられない、使えないというお悩みのある方のためのものです。
英単語を忘れる理由
人気のYouTube動画「English Boot Camp」の明場由美子先生がこのあいだSNSに投稿していました。「英単語は覚えた次から忘れてしまう!」
あの由美子先生でさえそうですから、多くの人が悩んでいるはずです。
せっかく覚えても忘れてしまうのは。。。
覚えても、その後しばらく使わないからです。もちろん私もそうです。
私自身は医薬・医療機器の業界が長いので病気や治療に関する単語はたくさん知っていました。
でもオンライン英会話でコロナ禍のトピックについて話すとき、ふとした瞬間に出てこない!
感染ってなんだっけ?炎症って何だっけ?診断ってなんだっけ?症状ってなんだっけ?
と、話そうとして全然口からでてこないことがあります。
ちなみに;
感染: infection
炎症: inflammation
診断: diagnostics
症状: symptoms
です。コロナ禍のおかげで今ではすぐに出てくるようになりました。
話を元に戻します。
医薬・医療機器の業界にいたころは、話題に上らなくても自社のホームページやニュースリリースを見る機会があるので発話しないまでも英単語を目にする機会がありました。
でも会社員でなくなった今、目にする機会がありませんのでオンラインの英会話レッスンを受けるとき意識的に医薬・医療機器系の記事を教材に選ぶようにしています。
英単語を覚えられない理由
次に、英単語がそもそも記憶に残らない、覚えられないというお悩みの原因についてです。
もちろん暗記ものが苦手、記憶力がよくない、など理由はいろいろだと思います。でも私が思うに(あくまで私見です)、覚えられるような覚え方をしていないからかもしれません。
試験勉強なら意味さえわかれば出題に対して回答できます。
でも、仕事で必要な時に記憶から取り出して実際に口に出して使えるようにしたい場合は覚えるためのコツがあります。
覚えられない方はもしかして、単語の意味だけ
英語→日本語 または
日本語→英語
で覚えようとしていませんか?それも目で見て確認するだけ。
この方法は電車の中でよく見かける受験勉強のための赤いセルロイドを使うアレと同じです。
覚えたい単語が赤文字なので赤いセルロイドを被せると単語が見えなくなる。
前後の言葉から条件反射で単語を答えることになります。
でもその作業の間、一言も発話しない。見て意味が分かるだけで良しとする。。そうなると到底、口に出して発話できるレベルの記憶にはなりません。
では記憶に残って、さらに使えるような覚え方はどうしたらいいのでしょうか?
実際に話すときに使えるようになる英単語の調べ方
これからお伝えすることは試験対策(例えばTOEIC®、英検)ではなく、仕事で実際に必要な英単語の覚え方です。
私には効果があるのですが、もしかしらたやり方が合わない方もいらっしゃるかもしれません。
- 英単語を辞書でひく(日本語→英語 でも 英語→日本語でも)
- 名詞の場合;
フォーマリティを確認します。ビジネスで使える単語かどうかの区別は大切。
発音をチェックしてアクセントの位置を正確に発話練習します。
オンライン辞書だと音声再生ができることが多いですね。
理想は発音記号でわかることです。音声がなくても発音できるからです。
3. 動詞の場合;
これも仕事に使っていい言葉か確認します。次に
他動詞・自動詞の別を確かめます。
他動詞なら目的語にどんな単語がくるか
自動詞なら直後にくる前置詞を確認します。
4. 名詞も動詞もこのあと、自分の仕事上のリアルな設定で作文をして、言い慣れるまで口に出して言う練習をします。
実際に使うことを想定して練習すると記憶に残りやすいですし、実際に必要になった時、記憶を取り出しやすいです。
たぶん、作文して発話することによって映像が頭に浮かんだり、感情が動くこと。そして発話することによって聴覚も使うことになるからではないでしょうか。
まとめ
英単語を覚えられる、忘れない、必要な時に取り出せるレベルで記憶するには
実際に使うことを想定して練習まですることです。
そして使う機会がしばらくない時は定期的に復習することです。ご自分の専門分野の単語であればなおさら、定期的な「お手入れ」をしましょう。
いつも使っている coffeeやbreadという単語は絶対忘れませんよね。