これは今後在宅勤ワークにシフトしていくにあたり、ビジネス英語に不安を感じる方のための記事です。学習の仕方のご参考になれば幸いです。辛口の内容ですので気の弱い方はお読みにならないほうがよいと思います。
After Corona ではなく With Corona「コロナと生きていく」
コロナの自粛要請が解けた後は After Corona ではなく With Corona
緊急事態宣言が解けて、少しほっとした。と思っていたらこのオンライン記事を読んで再度気を引き締めることになりました。Yahoo ニュース(2020/05/26)
「コロナ後」ではなく「コロナと一緒に」になるんですね。移動は自由になったものの今度は自己責任で毎日、人との距離の確保や手洗い、うがいを心掛ける。
今日は久しぶりに友人とランチを食べましたが、お店ではお客様の数を制限していてテーブル一つに最大2人。
カウンター席も4人のところに2人。
出入り口に消毒液。
これからしばらくはこれが当たり前になっていくことでしょう。
在宅ワークが続けば求められる英語力が変わる
ランチをご一緒した友人は中国語を教えています。
私は英語のビジネスコミュニケーションを教えていますので、いつしか最近の生徒さんの話になりました。
長期のレッスンを申し込む方がぱったり減ったという話でした。実は私も同じです。
単発のセミナーにはお集りいただけるのですが、長期コースのお申込は今、さっぱりです。
そして皆さん口々におっしゃるのが
「6月以降(会社が)どうなるか分かりません。お金と時間の先が見通せないのです」というような趣旨のこと。
確かにそうですよね、最悪職を失うことになるかもしれないです。
更に今まではTOEICの社内基準、大半は600点前後、管理職の登用要件は730点を満たしていれば安心して会社で仕事をしていました。
先日J-Waveのパーソナリティの方も言っていました。
「今はお金をつかうな。違い将来に備えろ」
私もそれは賛成です。
サラリーマンじゃないから仕事と収入は自分次第ですが。
よく考えて世の中の期待に答えられれば仕事は増えます。
そしてやることも変わらない。英語力はあるのに話せない人を話せるようにするお手伝い。
単にカリキュラムを消化するのではなく、やり方を途中で変えてでも英語で仕事ができるようになるよう支援すること。
でも会社勤めの方はきっと仕事の仕方が変わります。
在宅ワークに今後シフトしていく方は特にです。
海外と自力で仕事をする場面が増えていきます。
なぜなら初めは「在宅ワーク」に不安を抱いていたけれど、やってみたら結構できてしまった。得にITインフラが整っている大企業はそうです。
そうなれば企業の経営層は在宅ワークなら;
事務所を縮小してもいい
週に1度くらいの出勤なら通勤定期代要らない。精算で済ませたほうが安い
と考えるかもしれません。
そうなれば在宅ワークに切替えて問題がなかった職種は在宅勤務割合が増えて、定着するでしょう。
もちろん近い将来に備えての貯金も大切です。
でもこれからの自分に投資をしていくことも同じくらい大切。というのも英文メールや電話会議の機会が増えるからです。
電話会議の後でメールしても結論は覆らないから発言する
いままで上司や同僚と一緒に出ていた海外とのオンライン会議もそれぞれの自宅から。
となるとモニターの前に座って個々人で英語でやりとりをすることになります。
英語で何を言っているかなんとなくわかるという英語力の自己申告をよく聞きます。でも「なんとなく」とうレベルで質問をしたり、ましてや意見を言うなんてできますか?
それも遊びではなくて仕事の場面ですから。
25年の経験から断言してしまいます。
困ったときは「あとでメールすればいい」と思われるかもしれません。
でも英語の会議の「日本人にとって」厄介なところは、後からメールで反対や提案しても会議が終わった後では決定事項は覆りません。
なんでその場で言わないの?と思われるのが関の山。
となるとシンプルな英語でよいので発言しないと会議に参加する意味がなくなります。
会議に出る=会議に貢献することを期待されているということですから。
海外出張をともなう会議では発言しなければそれ以降、メンバーから外されることもあります。
なんだか脅かすようなことばかり書いてしまいました。
でも在宅ワークで通勤時間が減れば、その時間、例えば往復1時間分だけ今までやれなかった英語を話す練習にあてましょう。
NHKのラジオ講座やNHK World をアプリで観るとか。もちろんオンラインで受けられる英語コースも今では充実しています。
TOEICのスコアが700点以上ある方にお勧めなのは以下の学習です。
① 自分の仕事の説明に必要な単語をひとつひとつ調べて英文化すること
② 自分が何を伝えたいのか瞬時に決める練習(初めは日本語で➡徐々に英語で)
とくに②は「英語が口から出てこない」というお悩みを持つ方に効果抜群です。
英語の文法基礎力(中学3年間)があるのに話せない人に多いのは「話す内容が決まらないから主語も動詞も決まらない。沈黙してしまう」というもの。
毎日やれば必ず進歩します。
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。