この記事は在宅勤務中に一人で英文メールへの返信で大変な思いをしている方のための記事です。
解決法があります。
在宅勤務で英文メールに一人で対応する人が増えている
ITの発達で海外との通信が便利になり、以前より楽になったことがたくさんあります。
10年前は、外資系の管理職が頻繁に海外出張するのはあたりまえのことでしたが
今ではなんでもビデオ会議。いわゆるオンラインミーティングで済ませるようになりました。
個人レベルではZoomを使う人が増えていても、セキュリティに厳しい企業だと自社のオンライン会議システムを使います。
でも、オンライン会議はその場で英語でやり取りできる人でない人にはなかなかハードルが高い。
となるとどうしてもメールでのやり取りが増えてきます。
初めて英文メールで連絡をする。
そんなとき、出社していれば周りの誰かに手伝ってもらうこともできます。
ところがコロナウィルスのために在宅勤務が広がっている今、自分だけで対応しなければならない人が増えています。
そんなときどうするか?
ネットサーフィンをして使えるお手本がないかと探す。
またオンラインの翻訳システムを使う。
いろいろあるかと思います。
実際にオンライン翻訳を使ってみた
そこで実際に日本語を入れて日本語→英語のオンライン翻訳を試してみました。
これがその結果です。
設定は初めてのご挨拶。
原文:
初めてご連絡差し上げます。ABC社の河野と申します。
まだ至らない点もあるかと思いますがよろしくお願いします。
翻訳後の英文:
We will contact you for the first time. My name is Kono of ABC Company.
I don’t think there are any points yet, but I would appreciate your favor.
その結果、
1文目は通じますけれど今書いているのだから普通なら
I’m writing this email to you for the first time. I am Kono from ABC Company.
そして何よりも2文めが大変なことになりました。
英語も意味不明ですが、英語ではこういうご挨拶はしません。
日本語のへりくだりという発想がないからです。
I don’t think there are any points yet. まだ至らない点があると思います。
まず英語として通じないのと、万が一汲み取ってもらっても
相手は「そんな未熟な人とは仕事したくない」と思うはず。
ここは英語が変と言うより、発想を変える必要があります。
あなたと一緒に仕事をするのが楽しみです。
I am looking forward to working with you.
が日本語で言うところの「よろしくお願いします」という気持。
間違えても自分から「自分は出来ない」とは言いません。
なぜならそういう発想がないから。
逆に自分の経歴や実績を「盛る」人がいるくらい。
心理学を勉強した時に読んだ論文のなかに「自己評価が一番高いのは北米の男性」というものがありました。(360度フィードバックに関する研究)
確実なのは「シンプルな英文メールのテキスト」をマネすること
オンライン翻訳ソフトがそのまま使うと危ないのであれば他に方法を探したほうがよさそうです。
私が英文メールの初心者なら間違いなく、シンプルで場面設定ごとに例文が載っているテキストを手に入れます。
そして自分が書きたいこと、伝えたいことにぴったりくる文章を拝借します。
一度書けば、次回からは「この場面ではこういう表現」と自分のものになりますし、
もし忘れたらまた見返せばよいのです。
よくできた英文をまねするのは遠回りのようでいて一番確実に出来るようになる秘訣です。
じつは日本語のビジネス表現も、新卒のころ先輩、上司やテキストの真似をして身に付けた人が多いはず。
「貴社、ますますご清祥のこととお慶びを申し上げます」って学校では習わなかったけれど
マネして使い慣れましたよね。
オンラインで文章を探してコピペするより、場面ごとにお手本のある英文メールテキストを使いましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。