英語が変われば仕事も変わる  製薬業界が得意です (月曜休)

英語プレゼンは聞いてもらえる発音を目指そう

この記事は英語学習で「発音は後回してもいいのかな?」と迷っている方のために書きました。
結論から言うと「発音は初めからやりましょう!」です。

記事の最後に私が1年前に出した
Udemy 『一度で伝わる!初めての英語のプレゼン初級者コース』のご紹介があります。

お陰様で Udemy for Business という日経225社の社員様向けオンライン教育パッケージに組込まれました。
会社が社員教育の一環としてUdemyの学習コンテンツを導入している方はぜひ試してみてくださいね。

たった2時間半で「英語プレゼンって、なんだこんなに簡単だったんだ」と
楽な気持ちで英語プレゼンに挑戦してみたいという気持になれます。

先週プレゼン実技をした人への評価

私の生徒さんには主に2つの種類の方がいらっしゃいます。

半分は個人でお申込された人。
この皆さんは個人で英語の必要を感じて3ヶ月から6か月契約のことが多いです(例外あり。今、5年目の方がいらっしゃいます)


もう半分は会社との法人契約で、1年から2年の期間、仕事で使う英語を学ばれる方。この場合は、会社からトップ人材として認められ、費用は会社負担です。
羨ましい!と思われるかもしれませんが

確実に仕事で使う英語ができるようになる、という目標があるのでプレッシャーも感じます。

先週、そういった法人契約の生徒さんが役員、と自分の上司、人事担当を含むオーディエンスの前で約10分間のプレゼン実技に臨みました。

プレゼンの設定は

「潜在顧客企業の決裁権限者である外国人に対してオンラインで自社のサービス導入を提案する」

というもの。
その方にとっては生まれて初めての英語プレゼン。

オンラインで午前11時にスタート。聴衆は全部で5人。初めにご本人から仮の本日の場面設定について説明が日本語であります。

そのあとおもむろに

“Hi, everyone. Thank you for your time today.

I’m 〇〇, from [会社名].

Today, I’m going to share [会社名’s] service with you.

After my presentation, we will have Q&A, and I would like you to introduce our series of services”

ここまではとてもかっこよかったです。思った以上の出来!

ところが、この後のことです。事件が起きたのは。

プレゼン本体のしゃべりに入ったら、口にする英単語のアクセントの位置が全て自己流。

え?練習の時はここまでひどくなかったのに!

私の背中に冷や汗が走りました。おかしなところにアクセントが入るたび、聞いている私は話の内容から注意力が反れて

「え?今の単語は、多分あの単語だよね?」と頭の中で訂正してしまったのです。

10分間のプレゼンが終り、その後のQ&Aもつつがなく終わり、では皆さんからのプレゼンに対する講評をお願いします。

というときに役員が口を開きました。

「内容は素晴らしい!どこに出しても恥ずかしくない。
ただし、1点だけ言葉のアクセントの位置が気にかかる」

まさにその通りでした。私もまったく同じ感想。

あとで本人から聞いたのは
「緊張してただただ、話していたら単語のアクセントの位置が飛んでしまった」

なぜ単語のアクセントの位置が緊張で飛んでしまうか?というと

「アクセントの位置が身に付いていない」からです。
普段できていたのは一生懸命意識して「読む」「話す」をしていたのでしょう。

でも、プレゼンの本番で一気に全て飛んでしまった。という言です。

正確なアクセントの位置を身に付ける方法

プレゼンの内容は「どこに出しても恥ずかしくない」レベルなのに聴いていると注意が削がれるくらい発音がマズイ。

そんなことが起きるのはどうしてでしょうか?恐らく単語を覚えるときのやり方に問題があります。

私が電車の中で見かける典型的な英単語学習法とは、昔からあるやり方で
単語帳のページにプラスチック製の赤いシートを当てて

赤字で見えなくなった英単語を即座に「頭の中で」思い出す練習。

キクタン3周やっている人なら空欄に入る単語、すぐにわかります。なのに。。。。実はTOEICを受けたら思った程、点数が伸びていない、

とくにリスニングが伸びません。何がいけなかったんでしょうか?
生まれつき耳が悪いのでしょうか?

私が今までご一緒させていただいたクライアントさんの中にもいらっしゃいました。

たくさんの英単語、何冊もの単語集を覚えたのに話せない。リスニングも伸びない。実はこれには英語学習の大原則があります。

「発音できない英単語は・聞き取れない」

たとえば前出のキクタンの使い方です。キクタンの悪口ではないですよ~。あれはいい教材だと思います。

「キクタン」というくらいなのでCD音源がついていていつでも聞ける単語帳。パソコンに落として→ スマホに移していつでも聴ける。

なのに自分が英単語を覚えるときに

日本語から英語へ → 英語から日本語へ。

意味だけ瞬間思い出しても発話していない。発話しないのでアクセントの位置が気にならない。だって意味だけ分かればテストで答えられそうだから。

でも、その単語が会話中に出てきてたら問題に直面します。

実際に外国人と英語で口頭でやり取りをするときに、自分の知っている単語と音が違うから相手が言っている単語が同じ単語だとは気づかない、聞き取れない。

そういう人の頭の中にはスペルしかないんです。音は想像もしたことがない。
せっかく音源があるのに 貴重な学習時間を捨ててしまったのと同じ。

ああ、もったいない。

Our はオウルなのか?

そういえば過去にこういう方がいらっしゃいました。

Our company is near Shimbashi.

と話した時に Our を オウル と発音されました。ローマ字読みです。

私は一瞬何が起きたのかと慌てましたが、落ち着きを取り戻して
「Ourの発音、アワー(あえてカタカナ)」ですよ。と声を掛けたところ

「今まで声に出して言ったことがなかったものですから・・・」
ああ、やっぱり。と納得しました。

話したことがないと、長年目で見て頭の中にしみついているスペルどおりのローマ字読みがあたりまえだと思ってしまう。

スペルから予想していたのと違う音が聞こえてくると

「そんなはずないから自分はマネしない」とかたくなになってしまう。

なぜ文字は実際の音と違うのか?

人間が言葉というコミュニケーションの道具を持ってから長い歴史があります。
文字を持つようになったのはネットでざっと検索したところメソポタミアの楔形文字でつい3000年くらい前から。

人間の口から出る様々な音を記号である文字に置き換えることが始まりました。でももちろん音を文字で表すには限界があってスペルがこうなら発音はこう、というルールがあてはまらないことはたくさんあります。

だから目から入ってくるスペルどおりに発話しないとまちがいじゃないか?と疑って「スペルどおりの音が正しいはず」と信じて疑わない

その結果、いつまでたっても本当の発音は聴き取れない、自分が話した単語が相手に通じないということが続きます。

> 英単語数の増加 イコール 聞き取れる単語が増えてリスニングが伸びる
> こちらから話したら相手に通じる

というサイクルを回せるようになるには以下の手順をやってみてください。

単語数の伸びと発音の改善の足並みをそろえるには

口の指摘をしたからには、リスニングが上達してこちらの発音も聞き返されなくなる方法をご紹介します。

① 音源に忠実に発話練習をする

音を想像して正確に発話できるようになるには音源付き教材を手に入れてモノマネだと思ってそっくり発話しましょう。目に見えているスペルは無視してください。

オンライン辞書、電子辞書の発音機能も便利です。

単語の場合はアクセントのある音節を他の音節よりやや長く発話します。

② 音源のない教材に載っている単語

発音記号がわかるようになると、音源がない単語・文章でも音記号がついていれば「この発音記号の音はこう聞こえる」といつの間にか想像して、自然にわかるようになります。

発音記号の数はそれほど多くありません。それにアルファベットに似ているものも多いので覚えるのは想像するより簡単。

ここで少し余談ですが、スペルにひきずられて正しい発音がなかなかできないという単語をいくつか挙げてみます。

とくに太字部分が要注意です。

例えば;

approximate

mate の部分を丁寧にメイトと2重母音で発音しがちです。

でもmateの部分の発音記号は

mət

というあいまい母音[ə]。

声がかろうじてお腹からでているだけで「エイ」というはっきりした音ではありません。

単語の、ある音節にストレスが来たときはそれ以外の音節の音は、あまりはっきり発話しない 傾向があるからです。

他の例で言うと チョコレート

chocolate

これも単語の初めの母音 o にアクセントが来るので敢えてカタカナ表記すると

チョッコリット

他にも同じように単語の頭にストレスがあって2重母音にならない単語は

definitely

separately

太字下線部分は2重母音ではなくて

nite → 音は nət

rate → 音は rət

とあいまいな音になります。

プレゼン教材のご案内

冒頭でご紹介した『一度で伝わる!英語プレゼン初級者コース』へのご案内リンクはこちら。試聴もできます。

リンク『一度で伝わる!英語プレゼン初級者コース』

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