採用責任者が明かす「就活ではパンプスより足のお行儀が見られている」

オリンピックの年、2020年春に社会人になる大学生の就職活動が解禁になりました。

すでに内定を受けている人が1割いるとのことですね。

でもまだこれからという人に元採用の責任者だった私の視点で内定獲得に役立つ情報をお届けします。

入社1年目は会社説明会の受付、40代以降は採用の助言役、面接の進行役をしていました。採用に関わった期間はトータルで20年くらいになります。

周りから浮きたくないからリクルートスーツ?

 

どうして皆、同じ格好をしているの?と20代後半の女性会社員の方に聞いてみました。

私が就活した何十年前には「皆が同じ服装」というのはなかったからです。

 

「周りから浮くのが怖いからですよ」とのお答え。人と違うことをして目を付けられたくない。

確かにほかの人たちと同じ服装をしていれば悪目立ちすることはありません。

変な人。要注意という評価は避けられます。

外見で差が付かないとなると、採用担当者が採用の初期段階で見ていることが2つあります。

 

受付でのやりとり

例えば、お辞儀の仕方、挨拶の声、受付担当者への気配り。

受付にいるのはたいてい入社して日の浅い若手社員。若手だからと言って感じの悪い態度を取ると記録され、

次の面接に呼ぶかどうかの判断材料の一つとして参考にされます。

そしてもう一つ。

説明会の間のお行儀はそれまでの暮らしの象徴

 

椅子の背もたれに寄り掛からないというのはよく聞かれますが、意外と本人は意識していないのが椅子に座っている間の足の置き方です。

だらんとしていたり、足を組んでつま先にパンプスをひっかけていたり。

つい2、3日前、Twitterの投稿で就活のために慣れないパンプスをはいてひどい靴ずれになったという投稿がありました。

でも、採用責任者としてはっきり申し上げます。

企業の採用担当者は、就活生に黒の革製のパンプスを履いてください なんて全く思っていません。

いつの間にやら黒のリクルートスーツ、黒のパンプス、黒のカバンという一式が就活生の制服のように拡散してしまったのです。

 

いくら周りから浮かないようにお決まりのリクルート制服を着ていても、それで安心しては行けません。

なぜなら外見に差が付かないリクルートスーツは採用担当者から見て、採点項目に入っていないのです。

もちろん清潔で好印象は外せませんけれど。

それより

背もたれに寄り掛からず座る。

足はそろえて座る。

この2点が大切。

なぜならこういったお行儀の良し悪しはその人が今まで約20年、どんな態度で暮らしてきたかを表しているからです。

お行儀がよかったら問題はないのですが、悪い場合、新入社員研修を受けるくらいでは治らないことは、採用担当者、研修担当者はよく知っています。

 

 

お行儀の悪い人は顧客との打ち合わせで座り方がだらしなく、上司より先にお茶に口をつける。

会食の時テーブルの下で脚を組み、テーブルの上に肘をつき、お箸がうまく使えない。

 

というように心配の種は尽きません。

特に顧客との接点がある営業職の場合は致命的です。お行儀悪い人を再教育するほど会社は悠長ではありません。

就活生が説明会で前方のスクリーンに集中しているとき、後ろからお行儀チェックしている人がいます。

脚を組んで座り、上になった足のつま先にパンプスをひっかけてリラックスしている。これは絶対バツです。

 

小学校に入学したころ習うような基本的なことですが今一度見直してみましょう。

 

 

 

 

投稿者プロフィール

河野 木綿子
河野 木綿子
河野木綿子(こうのゆうこ)
仕事の英語パーソナルトレーナー。管理職の英語のお悩みを出張個人レッスンで解決します。
トレーナーはいわゆる純ジャパ育ち。新卒で(株)西友に就職したものの、外資に転職しました。その後大手外資系企業で25年間、仕事の英語を駆使してグループ会社全体のシニアマネージャーへと上り詰めました。英語だけでなく仕事を回すための異文化コミュニケーションのコツもお伝えしています。
主な勤務先;
モルガンスタンレー、バクスター、ファイザー、シーメンス

主な著書;
『仕事の英語 いますぐ話すためのアクション123』すばる舎
『読むだけでTOEIC®テストのスコアが200点上がる本』あさ出版

メディア取材・掲載:プレジデントオンライン掲載記事 外国人上司の苦悩

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