<お知らせ＞
あのイングリッシュDr. 西澤ロイさんからのインタビュー記事として掲載されました。
これは英語で話すときに途中で言葉が見つからなくなって黙ってしまう、頭が真っ白になる
かたのための記事です。
英語で話していて途中で固まる原因
英語を話そうとするとどうしても緊張してしまって言葉が出て来ない
という方は少なくありません。
言いたい事は頭の中に浮かんでいて数字や、映像としてあるのに言葉が出てこない。。。
原因はいくつか考えられます。
緊張してしまって頭の中が真っ白になる
話し始めの一言目が決まらない
話す前に頭の中で英作文しないと話せない
そして、会話初心者の方に多いもう一つケースは
「たった一つの正しい言い方」
を探してしまう。です。
このタイプの方の口癖は
「〇〇って英語で何て言うんですか？」
です。
頭の中で何が起きているかというと
「日本語 から英語に正確に置換えなければならない」
「間違えてはいけない！」
「間違えたら恥ずかしい」
という影の声。
ここで少し頭を冷静にして、私たちが日本語で話す時にはどうやって言葉を選んでいるか
振返ってみましょう。
普段、日本語で話している時は言葉や言い回しを
その日の気分
場面設定
話している相手
などに合わせて柔軟に選んで話しています。
言いたいことを話す順番を考えながら話すときもあれば
思いつくままに話すときもあれば
出来事の情景を思い出しながら描写するように一つ一つ話しています。
何人かに同じ話をするときも、相手によって少しずつ違うでしょう？
パラフレーズ（言い換え）してみる
Paraphrase という言葉を聞いたことがありますか？
文章を（易しく）言い替える ことです。
それは相手にわかりやすいように言い換えることもあれば
自分がある単語を思いつかなくて、他の表現で言うこともあります。
また、フォーマルな表現をカジュアルな表現に置き換えたり
その逆もありです。
一つのメッセージを様々な言い方に言い換える例はこんな感じです。
①「みんなが午後には雨になりそうだと言っている」
Everybody says it may rain this afternoon.
→ 主語は「みんな」
②「天気予報では午後は雨だそうだ」
The weather report says it will rain this afternoon.
→ 主語は天気予報
③「午後は雨になりそうだね」
It may rain this afternoon.
→ 主語は it
（天気・時間・距離に代わる形式主語）
④「午後は雨になる かも しれないね」
It might rain this afternoon.
（③よりも可能性が低い）
天気のことばかりでくどいお天気オバサンになりましたが
この４つのうち、どの言い方をしても
伝えたい事は同じで「午後、雨になる可能性」です。
こんなふうに
主語や動詞を変える
文の構造を変える
ことができるようになると
誰かと話していて次の単語、文章がでてこなくて固まった瞬間
ひと言挟んで、出直せば抜け出せますよ。
固まったときの出直しの一言
次の単語が思い出せない、どうしようというときに以下のような言葉を
ひと言 挟んでからParaphrase をすると何事もなかったかのように
抜け出せます。
・I mean, … 「言いたいのは」
・In other words,…「他の言い方をすると」
これは時間稼ぎでもあるのです。
まとめ
私自身も、話していて一文が長くなりすぎるとこのいずれかを使って出直すことがありますよ。
気詰まりな沈黙が続くこともなく、お澄まししながら話が続けられる技術と言い回し。
それは；
Paraphrase（言い換える）を使う
言換え分の前に一言入れる
河野木綿子のホームページはこちら
河野木綿子のナマ英語がたくさん聞けます。どんな雰囲気の私か見てみてくださいね。
Episode #27: 外資系裏技インタビュー「採用インタビューにうかるコツ」
イギリス人サラリーマンでお笑い芸人、俳優でもあるBJ Foxさん、東大卒・マッキンゼー出身のお笑い芸人、石井てる美さんの楽しくて役に立つPodcast。おススメです。ちなみにFoxさんは昨年のNHKドラマで木村佳乃さんのイギリス人旦那さん役を演じていた人。
