英語が変われば仕事も変わる  製薬業界が得意です (月曜休)

オンライン会議で避けたい日本人どうしのヒソヒソ話

この記事は他国の方とのやり取りがある方のためのものです。ヨーロッパ人に多言語を話す人が多いけれどイギリスとフランスは違うという話。そして英語で話している最中に日本語を使いたいときのマナーについて取り上げました。

多言語圏のヨーロッパで例外はイギリスとフランス

実はこのブログとは別に毎週2回、メルマガを書いています。
最新の配信日は今日でした。

そのなかで「優秀な外国人上司は部下を褒める」という話を書きました。

おもに私がレポートしていた上司たちや、ビジターとしてお迎えした世界各国のマネージャーたちのことを思い出していました。

その方々の出身国は

イギリス
アメリカ
フランス
スペイン
ベルギー(幼少時イタリア)
ドイツ
オーストラリア(幼少時ギリシャ)

と多岐にわたります。
このことを書いた後で多くの人がマルチリンガル(多言語話者)だったことに気づきました。

でもその直後に「あっ!」と思ったのです。
「イギリス人は違うぞ」と。

私の職場の同僚、上司、そして留学した時のクラスメート。イギリス人には英語以外の言葉を話す人があまりいませんでした。

留学先のロンドンでは同級生から
「Yukoは勇気がある。私だったら外国語で勉強しに外国に行かない」
と言われたこともあります。

その人はフランス語を読むのはできても話せないし、フランス語で学ぶのはハードルが高いと感じていました。

そこで、果たして本当にギリス人は母国語以外話さない人が多いのか?と
ネットでいくつかのサイトを検索したところ

ヨーロッパの国々は2か国語以上話す人の割合が高いなかでイギリス人は圧倒的にMonolingual (単一言語話者)国家だというのです。

検索したサイトのうちのひとつがイギリスのIndependent TV です。わかりやすい記事なのでよかったら覗いてみてください。↑ こちらをクリック

ご参考までに資料の一部を引用しますと

Rated: Most Monolingual European Country
(単一言語話者の割合)

UK                                       35.2%
France                                22.2%
Italy                                     8.1%
Spain                                  6.2%
Poland                                5.6%
Germany                            4.2%
Greece                               3.0%
Portugal                             2.3%
Norway                              1.1%
Austria                              0.8%
Sweden                               0.7%
Denmark                             0.5%
Netherlands                        0.3%
Other                                 9.8%

イギリス人とフランス人は突出して母国語以外の言葉を話す人が少ない。

5年くらい前のデータですがおおまかな傾向は変わっていないでしょう。いや、むしろイギリスはEUから抜けたおかげで(Brexit)この傾向はこれから強まるかもしれません。

イギリス、フランス以外の国々では確かに2つ以上の言語を話す人がほとんどです。そういえば私が経験した職場の出来事でいうと

ベルギー人の上司は南イタリアで幼少期を過ごし、11歳でベルギーに家族で渡り、アメリカで博士号を取った人だったので

イタリア語
フレミッシュ(ベルギーの言葉)
フランス語
ドイツ語
英語

が堪能でしたし、私がご一緒していたころ日本に頻繁に来ていたのでこれに加えて日本語も独学で学んでいました。

外国人と仕事中に避けたい日本語のヒソヒソ話

ここからが今日のテーマなのですが

あるとき他の事業部のドイツからのビジターが私のベルギー人上司に会いに来たのです。

職場でのやり取りは1人でも阻害することがないように英語だったのにも関わらず一瞬だけとつぜんドイツ語に代わりました。
ビジターもMultilingualでした。

そしてその瞬間
「あ、日本人に聞かれてはまずいことを話している。多分組織の話。。。?」
と正直、あまりいい気持ちはしませんでした。私だけのけ者にされてるという気分。

そのときの話の内容が後で経験した組織のトップの交代のことだったかどうかは分かりませんが。いずれにしても2人だけでその場で一瞬でも話したかったのでしょう。

外国人がいる職場で仕事をしている方はご存知のように1人でも日本語が不自由な人がいると日本では英語を共通語にすることが多いです。

私もフランス系の製薬会社にある調査結果の報告に行ったとき、出席者のトップがただ一人フランス人でした。

その方が部屋にいる間は英語で話し、電話などで外に出ていかれると急遽
他の全員の日本人出席者のために日本語に切り替えるという珍しい経験をしました(資料は英語です)。

自分が知らない言葉でみんなが話し合っていたら感じ悪いですがとはいえ、
私たちも時には英語で話している間に

「あれ?この話、ほんとにこうだったっけ?」

という場面で話の内容を日本人同士で日本語で確認したくなることがあります。
そんな時、ヒソヒソと日本語で話したら、日本語を話さない人に嫌な思いをさせてしまうかもしれないので避けたいものです。

その人の身になれば自分だけ蚊帳の外に置かれることになるからです。
そんな時には一言、お断りしてから日本語で話したいものです。

日本人どおして日本語で話すとき

ではどんなふうに一言お断りするかと言うとたとえばこんなふうに。


Let me check what I talk about with 〇〇-san in Japanese.
〇〇さんと私が話すことについて日本語で確認させてください。

Let me talk with 〇〇-san in Japanese for a while.
少しの間、〇〇さんと日本語で話させてください。

Let me check my understanding in Japanese.
私が正しく理解しているかどうか日本語で確認させてください。

たった一言ですが、こんなふうに気配りができれば日本語を話さない人に居心地の悪い思いをさせずに済みますね。

なぜフランスに多言語話者が少ないのか?

ところでトピックからそれますが、イギリスに多言語話者が少ないのは島国だからかな?と想像ができます。

日本も島国で近隣諸国とのやり取りは限られた一部の人たちだけのものでした。
さらに江戸時代の鎖国の歴史もあります。
ではフランスはヨーロッパ大陸の一部なのに多言語話者が少ないのでしょう?

ヨーロッパは古くはローマ帝国が大きくなったり小さくなったり、近代以降は
複数回の大戦も含めて国境が頻繁に変わってきたという歴史があります。
そうなると人の行き来も頻繁で、国による言語の統制があった国や時代もあります。

となるとフランスだけなぜ???

実はまだ答を探せていません。面白そうなので近々、調べてみようと思います。

なにか分かったらこの記事の続編として書きますのでそのときは是非読んでくださいね。

最後までお読み頂きありがとうございます。




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