この記事はオンライン英会話が続けられて効果がでる方法を知りたい方のためのものです。
オンライン英会話にチャレンジ
英語を話せるようになるためには読むだけでなく、実際に英語を話す練習が必要です。
「聞き流すだけで話せるようになる」と宣伝している学習法もありますが、それは「ゴルフ教室のビデオを見るだけでゴルフができるようになる」というのと同じくらい現実離れした話です。
話す練習は相手がいなくてもできます。使いたいフレーズを口に出して練習し、スラスラ言えるまで練習するのです。
とはいえ相手に通じる英語が話せるようになるには、自分が話す英語に対してフィードバックをくれる人が絶対必要です。
だいぶ前のクライアントさんにこういう人がいらっしゃいました。
例文のOur を「オウル」と発音したのです。
聞いてみると、今まで人前で英語を口にしたことがないので、ずっと「オウル」だと思っていたそうです。
これは極端な例ですが、話せるようになるためには
1.英語を口に出す(単語でも文章でも)
2.それにたいして誰かにフィードバックをしてもらう
ことが必須です。
初めから英語ネイティブの人が相手だとわからないことが英語で質問できないし、外国人が目の前にいるだけで緊張してしまって頭が真っ白になるかたもいるでしょう。
ですから初めて話す練習をするには日本語と英語のバイリンガルの先生が良いと思います。
バイリンガルの先生と話す練習を重ねて、SVやSVOなどの簡単な構文で話すことに慣れてきたらオンライン英会話をお勧めします。
なぜならいつもバイリンガルの先生とだけ話していると、その人の英語にだけ慣れてしまって実際に仕事などで他の人と話す際に「通じない」「聞き取れない」という悲しい経験をしてしまうことになります。
また英語を教える側はクライアントさんの英語力に合わせてはっきり、ゆっくりめの話し方をしていることが多いので他流試合にでるという意味でもオンライン英会話をお勧めします。
その際、簡単な質問の仕方を練習しておくとよいでしょう。
Could you say that again? I couldn’t catch that.
もういちど行っていただけますか?
What do you mean by 〇〇?
〇〇ってどういう意味ですか?
テストで高得点の人でも英語を話したことがないと、こういった簡単な質問がサッと口から出てこないことがあります。
オンライン英会話をアウトプットの練習をする
バイリンガルの先生とのレッスンと併行して、普段習ったこと、練習したことをオンライン英会話の先生に対してアウトプットする
というサイクルを上手に回してどんどん上達した人がいます。
私との週に一度の対面レッスン、毎日の自主トレ(メニューをお渡ししています)で出来るようになったことを第三者で通じるか試してみる。
うまくいかなかったことはひとつひとつ潰していく。
そんなふうにしてプレゼンテーションまで1年で出来るようになりました。
レッスンを始めたころはTOEIC®テストが600点代でしたので基礎力はありました。
オンライン英会話はたとえばRareJobなら1回25分、ひと月あたり5,000円前後で週に2回、もう少しレッスン料が高くなると毎日受けられる設定もあります。
「毎日受けられる」という設定が一番効果的かというと実はそうでもありません。
3日に1度くらいの頻度にして、その都度「次回は〇〇をつかう練習をしよう」といった具体的な目標をたてて準備をしたほうが確実にレベルを上げていけます。
いつでもできるからこそ日時を固定する
オンライン英会話の学校は「いつでも受けられる」を売りにしているところが多いですが、私は逆に日時を固定することをお勧めします。
いつでもできると思うと、ついつい先延ばしにしていつの間にかやらなくなっていたということが起こりがちです。
固定する方法は
① 曜日と時間を決める
② 受講する状況を決める
の2パターンがあります。
① でしたら火曜日と金曜日の午後5時から、とか
② でしたら在宅勤務でお昼ご飯の前の25分間
などです。
個人的な経験ですと会社員時代は週に2回、火曜日と金曜日の朝5時にオンラインのグループレッスンを受けていました。
火曜日と金曜日は朝起きたらすぐにパソコンのスイッチを入れて、立ち上がる間に新聞を取りに行く。
新聞はテーブルの上に置いて、パソコンの前に座りヘッドセットを付ける。そしてクラスにログオン。
実はその当時、職場では英語を毎日使っていませんでした。日本人ばかりの職場です。
でも年に2回、1回に付き5回以上の英語プレゼンと質疑応答を外資系の顧客先でしていたので英語は肌身離さず、忘れないようにしておく必要があったのです。
そして今は週に2回、お昼ご飯の前に25分。朝から仕事をしていて、そろそろ他の頭の使い方をしたいな。というタイミングです。
なぜ英語を話す機会を意識的に作っているかというと、仕事でビジネスコミュニケーションを教える際に自分より英語レベルの高い方を教えることがないからです。
他の講師の方の多くも、クライアントさんに教えながら自分でも学ぶ機会を定期的に設定している人が多いようです。
オンライン英会話を長く続けるコツ
オンライン英会話をつづけるにはコツがあります。
前出の日時や条件を決めるということの他に、1回のレッスンが終わって講師とサヨナラしたら、ログオフする前に次回の予約を入れる
というシンプルなことです。
これを儀式のように習慣化します。
そうすると仕事と同じ優先順位で「予定」として取組むことができます。
英語学習を続けている方ならご経験済みと思いますが、英語力は一定期間続けないと伸びません。
となると続けるには習慣化して心理的負担の少ない方法でやれば一定期間、例えば3ヶ月、6ヶ月、あるいは1年取組むことができます。
英語は空いた時間でなく、仕事と同じ優先順位を付けて、あと回しにしないことです。
もちろん、どんなレッスンの受けかたをするかということも大切ですのでそれはまた次回以降、具体的にご紹介します。