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英語の敬語: 上の人へのお願いにPleaseは使わない

この記事は英語は話せるけれど、外国人と実際に仕事をしたこがなくてやりとりに不安がある人のために書きました。

 

英語にも敬語がある

この季節になると「英語でのあいさつ」や「英語の自己紹介」についてのお問合せが増えてきます。

組織変更や転職、転勤で初めて外国人と英語をつかって仕事をするひとが多いのかもしれません。

英語と言うとアメリカ映画を観ているときに、お互いファーストネームで呼び合っていて、あったときの挨拶も

Hey, what’s up?

みたいにカジュアルなやりとりをするイメージがありますよね。だから敬語なんてない。と思っていませんか?

いやいやあるんですよ。

 

尊敬語、謙譲語、丁寧語にあたるような敬語ではないのですが、例えばお取引先の決裁権限者や

自分の会社のたまにしか合わない役員クラスの人たち。

そういう人に対して

Hey, what’s up?

とは言わない。

 

 

英語で敬語的な表現を使うとき

 

では英語での敬語ってどんな時に必要なんでしょうか?

その一つ目が「心の距離がまだ近くない関係」の時。

例えば仕事上、初めて誰かにあったとき。

当然、初めは Last nameに Mr.やMs.(発音はミズ)とを付けて呼びます。

通常、First Name で呼び合うことの多い英語でのやり取りでMr.やMs.を付けて呼ぶのはFormalな場面での敬語にあたるでしょう。

 

でも自己紹介をしたときに相手が

“My name is Robert Smith. Please call me just Robert.”

「私の名前はRobert Smithです。ただRobert と呼んでください」

と言ってくれたら、それ以降ぜひRobert と呼んでください。

せっかく呼び方をRobert と指定してくれたのに、その後もMr. Smithとか

Robert-san と呼び続けると「お堅いひと」って思われそうです。

 

二つ目は相手が上司や役員など、相手が明らかに組織のヒエラルキーのなかで上の立場のとき。

もちろん仕事でご一緒してFirst Name で呼び合えるかたもいるかもしれません。

とはいえ、特に何かお願い事をするときは心の距離を一歩置いてお願いします。

 

とりあえず Please を付ければ失礼にはならない

って書いてある本もあります。

でも実はとんでもない。

目上の人に対するお願いに Please は使いません。

Please は丁寧であっても、強制力を感じさせる言葉です。

 

日本語でも「~をお願いします」ときっぱり言わないのと同様

英語でも

「~していただけないでしょうか?」

「~していただけるとありがたいです」

 

にあたる表現があります。

これが使いこなせると社長にちょっと踏み込んだお願いをするときも遠慮なくすることができます。

もちろん態度も謙虚にしながら。

 

①「~していただけないでしょうか?」

I was wondering if you could ~

“I was wondering if you could speak with short sentences.”

「短いセンテンスで話していただけないでしょうか」

 

これ、実際あった話なんです。

今から15年前、優秀営業マンを表彰する会で、なんと私が社長の通訳を仰せつかってしまった。

でもFormalな席で営業マンの家族も含めて100人以上の聴衆の前でその場で通訳なんて!

しかも初体験。ピンチです。

 

ということで、社長にこっそりお願いに行った時の私のお願いです。

 

コツは I was wondering if you could を一気にスラスラ口から出るようにしておくこと。

ただでさえ偉い方に微妙なお願いをするときは緊張しています。

口もなかなか動かない。

であれば120%できるくらい日ごろから口慣らしをしておきます。

 

あともう一点、お気づきかと思いますが

I was wondering if you could と過去時制になっています。

英語は would とか could とかひとつ前の時制の助動詞を使うと謙虚さがでたり、仮定の話になります。

 

もう一つの

②「~していただけるとありがたいです」

I would appreciate it if you could~

”I would appreciate it if you could send me the approval for contract  renewal by the end of the day.”

「本日の時間内に契約更新への承認を送っていただけるとありがたいです」

こういう場面ってありますよね。

 

ある大企業の外国人役員から直接聞いた話です。

オフィスに戻ったら机の上に契約書が置いてあって、ポストイットが貼ってあった。

“Please sign ASAP.”

 

 

ASAP: As soon as possible できるだけはやく

その話をしながら役員、苦笑していました。私も笑ってしまいました。

 

ASAPは仲間内のメールや口頭では使いますが上位の人には使えません。

at your earliest convenience

手がすいたときに

という言い方をします。

もしきびしい時間指定があったら文末に by 6:00pm と書いておき、理由が添えられたらいいですね。

 

目上の人からの力添えは Support でなくてHelp

 

最後になりますが上司や役員がお願いを聞いてくれたときも気を付けたいことがあります。

X  Thank you for your support.

◎ Thank you for your help.

ここは意外な盲点で、support は自分と同等か下の立場の人に「お手伝い」してもらったときに使います。

いっぽうで help は上の人から「助けてもらう」ことなのです。

 

でもあまり深く悩まずとも日ごろから、特にメールでやり取りするときなど

Thank you for your help.

を自分のデフォルト表現にしておくと絶対に失礼にはなりません。

 

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

もし私のブログから新しい発見がありましたら是非使ってみてくださいね。

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